【ブンデスリーガ】ハイデンハイム2-0シュトゥットガルト(日本時間11月6日/フォイト・アレーナ)
"市場価値50倍の爆上がり男"の活躍っぷりが止まらない。昨季は残留争いに巻き込まれていたシュトゥットガルトが、リーグ戦10試合を終えて7勝3敗で3位に。その中心は日本代表DF伊藤洋輝だ。
最近では守備的なポジションだけでなく攻撃的な起用も増えるなど、シュトゥットガルトでの貢献度がさらに高まっている。
今季のシュトゥットガルトでは左サイドバックを主戦場に全試合でプレーしている伊藤。開幕節のボーフム戦、第3節のフライブルク戦でアシストを記録するなど結果を残している。
さらにベンチスタートとなった第8節のウニオン・ベルリン戦では、左サイドバックとして途中出場すると、試合の流れでボランチやトップ下、さらにはフォワードの位置でもプレー。76分にはポストプレーから味方のシュートをお膳立てするなど、オフェンス面での貢献も高まっている。
また、第10節のハイデンハイム戦では、ボランチの位置でボールを受けるとそのままドリブルでボールを運び、ボックス手前から左足を一閃。GKにキャッチされたが、意表をつくプレーにスタジアムも沸いた。
シュトゥットガルトで欠かせない存在となっている伊藤は、同じように日本代表でも序列を上げている。6月シリーズのペルー戦では、ハイデンハイムと同じような形で左足の弾丸ミドルシュートを叩き込むと、9月シリーズのドイツ戦、トルコ戦ではチーム内で唯一となる2試合連続フル出場。10月シリーズのカナダ戦、チュニジア戦は負傷離脱もあって出場機会はなかったが、今では日本代表にとっても欠かせない左サイドバックとして活躍している。
11月シリーズとなるワールドカップアジア2次予選のミャンマー戦、シリア戦のメンバーにも選出された。10月シリーズで日本代表復帰を果たした中山雄太とのポジション争いも見ものだ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)