神木隆之介が『徹子の部屋』に出演し、役者を辞めるか真剣に悩んでいた25歳の頃の気持ちを告白。その時に母親が語った言葉で「心がスーッと軽くなった」と明かした。
11月6日(月)、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)が放送。俳優・神木隆之介が出演した。6歳でドラマデビュー、11歳で大河ドラマに出演し、順風満帆に見える俳優人生を送る神木。ところが5年ほど前の25歳の頃、俳優を続けるかどうか切羽詰まるほどに悩んだという。
神木が映画の主演に決まった時、ある人物から「ヒットさせないと役者を辞めるという覚悟で」と言われたそう。そこから神木は「いろんな人の人生を背負っている」と責任を前よりいっそう痛感するように。
母は神木の悩みをなぜか察し、「どうしたの」と心配を寄せた。神木は「失敗を恐れてずっとこの先、何十年もこの仕事をやっていくのが怖くてたまらない。失敗を恐れて挑戦もできない」「そういう恐怖の中で生きていかなきゃいけないのって全然楽しくなさそう。どうしたらいいと思う」と打ち明けたという。
すると母は「もともとは私が、あなたの生きている証を作りたいと思ってこの業界に入れた。だけど、その願いはもう叶っている。この業界にいるからあなたを愛しているわけではなくて、1人の息子として愛している」と語り、「私の願いはあなたが1人の息子として、楽しく、良い笑顔で生きていれば。それが1番の幸せ」と神木に訴えた。
神木は「それが本当に、心がスーッと軽くなった瞬間だったんです」と振り返り、「今は辞めるつもりはそこまでないんですけど、『辞めてもいいんだ。辞めても母が悲しまないんだ』と思ったら楽になりました」と明かした。
徹子が「気が楽になったでしょうね」としみじみすると、神木は「本当に助かりました」とホッとした顔に。「いろんなことに挑戦したり、ここでしか体験できないこと、景色を見て、『良い人生だったな、役者ってよかったなぁ』って思いながら辞めることができたら。それぐらいの気持ちでやってます」と打ち明けた。