【WWE】SMACKDOWN(11月10日・日本時間11日/コロンバス)
WWE女子王者のイヨ・スカイと電撃復帰のカイリ・セイン、そして元女子王者のアスカがまさかの合体。日本人のトップ女子レスラー3人が“極悪軍団”として知られるユニット『ダメージCTRL(コントロール)に』集結する衝撃の展開となった。
イヨは前々回のPLE大会『FASTLANE』での三つ巴戦、『SMACKDOWN』でのシャーロット・フレアー戦など、ダメージCTRLの介入をフル活用する“極悪女王”ぶり全開で王座を防衛。前回のPLE大会『CROWN JEWEL』では挑戦者ビアンカ・ブレアーと対戦し、WWEに電撃復帰したカイリの乱入&アシストを受けてブレアーから3カウントを奪い、王座防衛に成功した。
ブレアー戦後、ダメージCTRLのリーダー=ベイリーは、過去に因縁があるカイリの登場に困惑していたが、この日改めてイヨが状況を説明し、カイリも「リーダーとして尊敬している」とベイリーへの敬意を表して和解&ダメージCTRL加入を果たした。
面白く思わなかったのはカイリの乱入でイヨに敗れたブレア―だ。「あんたたちを今日まとめてやっつけてやるわ」とダメージCTRLに宣戦布告すると、同ユニットの罠にはめられた“女王”シャーロット、イヨ&カイリに敵意をむき出しにするアスカを呼び込み、イヨ&カイリ&ベイリーと6人タッグマッチで対戦することとなった。
試合はブレアーが持ち前のパワーでベイリーを圧倒し、場外に落ちたベイリーとイヨにプランチャを投下。さらにシャーロットがカイリをビッグブーツで蹴落として先手を取る。ダメージCTRLもセコンドのダコタ・カイがレフェリーの注意を引きつけ、イヨ&カイリがブレアーにエプロンで合体攻撃を敢行。ここからブレアーを孤立させて集中砲火を浴びせる。
なんとかブレアーもアスカにタッチを求めるが、なぜかASUKAがそれを拒否。そればかりかブレアーの顔面に毒霧を吹きかけると、バズソーキックで顔面を打ち抜く。場内が騒然となる中、ASUKAはカイリ、イヨ、ベイリーと次々に抱き合い、ブレアー&シャーロットを裏切り、ダメージCTRLへ寝返ったのだ。
怒りのシャーロットがカイリにビッグブーツを見舞ったところで試合はノーコンテストとなったが、ダメージCTRLはメンバー総出でシャーロットを蹂躙する。救出に入ったショッツィにも殴る蹴るを続けると、イヨがシャーロットにムーンサルト、カイリがブレアーにカットラス(裏拳)&インセイン・エルボーとやりたい放題。最後はカイリとASUKAを加えた新生ダメージCTRLがリングを占拠して勝ち名乗りを挙げた。
誰も予想していなかったイヨ、カイリ、そしてASUKAのダメージCTRLでの共闘。日本が誇る3人の女子スーパースターは、今後“極悪軍団”として『SMACKDOWN』で暴れまわることになる。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)