【プレミアリーグ】ウルブス2-1トッテナム(日本時間11月11日/モリニュー・スタジアム)
今季ベスト級のとんでもないゴールが飛び出した。1点ビハインドの87分に投入されたウルブスFWサラビアが、わずか3分後に芸術的なトラップからボレーシュートを放ち貴重な同点弾を叩き込んだ。これにはファンも「リアル・ブルーロックきた!」と大興奮だ。
直近のプレミアリーグ7試合で1度しか出番がなかった男が大仕事をやってのけた。
ウルブスが0-1で追いかける展開で迎えた90+1分、左サイドでスローインを獲得したホームチームはシンプルに同サイドに張っていたマテウス・クーニャにボールを預けた。
このブラジル代表FWはトッテナムの高い最終ラインに対して助走をつけて裏に抜け出したパブロ・サラビアを見つけると、そこに完璧なパスを供給。ボールを受けたスペイン代表FWもそれに応えるような完璧なプレーを披露する。右足で浮かせるようにしてトラップをすると、自らの落しを完璧に左足で合わせてグリエルモ・ヴィカーリオがいるニアサイドをボレーシュートで打ち抜いた。
このゴールにABEMAで解説を務めたLeo the football氏は「良すぎましたね、プレーが。戦術云々ではなくサラビアがすごすぎた」とコメント。続けて「(トッテナムDF)ベン・デイビスの責任にするにはかわいそうなぐらい攻撃の方が完璧でしたね」と、見事な攻撃からのゴラッソを手放しで賞賛している。
視聴者からも「トラップ神かよ」「ベストゴール」「すげえゴール」「うますぎるっ」「ブルーロックきた」「こんなんできひんて普通」「神ゴール」など、人気漫画の喩えも交えるほどに興奮している様子だった。
23年の1月に当時の指揮官フレン・ロペテギの勧誘でウルブスに加入したサラビアだったが、今季開幕直前に恩師が解任されたこともあり序列が低下。第5節からはほとんど出番がなく、直近7試合で15分の出場に留まるなど不遇の時を過ごしていた。
そんななかで迎えたトッテナム戦で87分に途中出場からチャンスを得ると、流れを変える存在となり、1ゴール1アシストと大活躍。先週末に最下位シェフィールド・ユナイテッドに敗れたことで不穏な空気が流れていたウルブスを救う大仕事をやってみせた。
(ABEMA/プレミアリーグ)