【WWE】SMACKDOWN(11月10日・日本時間11日/コロンバス)
見る側も目で追うのがやっとの攻防で、スープレックスを受けて頭からモロに落下する場面に会場全体がヒヤリ。凍りつく一幕があった。
週に1度行われるWWEの人気番組『SMACKDOWN』で、覆面レスラーのドラゴン・リーとセドリック・アレキサンダーが2度目のシングル・マッチで再戦。卓越したハイフライヤー同士の第二幕はさらに過激な内容となった。
若干押され気味のセドリックは、ラフな戦いに移行。コーナー対角線上で相手をフロントスープレックスで放り投げてコーナーに激突させる荒っぽい攻撃。人形のように宙を舞ってドラゴン・リーが頭からコーナーポストに突っ込み、ハイサイドから落ちる危険なムーブにファンも「うわー危ない」「首大丈夫かよ」「危ない!危ない!」と思わず声をあげた。
一方、試合中盤にドラゴン・リーが見せた語彙を失う攻撃コンボは圧巻だった。エプロンでの揉み合いで、ドラゴン・リーが顔面への蹴りからロープを使い一回転。ヘッドシザースでセドリックを場外に落とすと、すかさずトップロープからのノータッチのトペコンヒーロ、さらにその後もセドリックのクローズラインを回転で交わしたドラゴン・リーがライガーボムと”ヤバい"全部入りの攻撃を見せる。
頭から落ちるヒヤリとする場面にはファンも騒然としたが、試合はドラゴン・リーが多用し始めたフィニッシャー『アサイDDT』で勝利し2連勝。派手な空中戦に見過ごされがちだが、解説も「2週間前より高度な試合になっていました」と認める素晴らしい内容だった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)