【プレミアリーグ】アーセナル3-1バーンリー(日本時間11月12日/エミレーツ・スタジアム)
その瞬間、スタジアムも静まり返った。これまで何度もピンチを救ってきた日本代表DF冨安健洋が、19歳の新進気鋭なサイドアタッカーとのマッチアップで吹っ飛ばされる衝撃的なシーンに、ファンも驚きを隠せなかった。
ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグのセビージャ戦で、ハーフタイムでの交代を余儀なくされていた冨安。その後の状態が心配されたが、バーンリー戦では右サイドバックとして先発出場した。
すると1-0で迎えた54分、バーンリーの19歳、コレオショとのマッチアップで衝撃的なシーンが生まれる。相手のドリブルに対してうまく体を入れて、ボールを出そうとした冨安だったが、なんとかしてボールを取り返そうとするコレオショに、引っ張られ、押されて体勢を崩すと最後はそのままピッチに転倒。しかしホイッスルは吹かれず、最終的にこの流れからゴールネットを揺らされる。冨安はすぐにファウルをアピールしたが、判定が変わることはなく、一時同点とされた。
エミレーツ・スタジアムに詰めかけたグーナーたちもこれには言葉を失う。一方で、敵地に詰めかけたバーンリーファンは同点ゴールに大歓声となった。
冨安の失点シーンについて地元メディア『football london』は「バーンリーの得点シーンはもっと強さが必要だったかもしれない」と指摘。しかしその他は高評価で「右サイドに移った日本代表は、素晴らしいプレーを見せた。ファイナルサードでも配球と連係プレーで大いに貢献した」と寸評で綴っている。
(ABEMA/プレミアリーグ)