【プレミアリーグ】チェルシー4-4マンチェスター・シティ(日本時間11月13日/スタンフォード・ブリッジ)
チェルシー対マンチェスター・シティは終盤に衝撃の展開が待ち受けていた。アウェイチームのシティが3-4で1点リードする状態で迎えたアディショナルタイム、チェルシー側にPKが与えられた。スコアが何度も動いた乱戦の終盤に起こったPK判定が起こったこともあり、シティもチェルシーも選手が全員集合で、乱闘寸前に…。
事件はアディショナルタイムの93分に起こった。右サイドからスターリングが送ったクロスに対して、若手FWのブロジャがボックス内でボールをトラップしたのち、右足でシュートを放とうとすると、足元にルベン・ディアスのタックルが飛んできた。結局ブロジャの軸足にディアスが接触したこともあり、チェルシー側にPKが与えられた。
この判定にシティ側が不満を持ったこともあり、選手同士での口論が始まり、最終的にボックス近辺に選手全員が集まる大事に発展してしまった。最終的には乱闘にはならず退場者なども出なかったが、ひりつく展開だったことは間違いない。
しかもこの緊張感が走る空気の中でPKのキッカーを務めたのはシティのアカデミー出身で、今夏チェルシーに移籍してきたばかりのコール・パーマーだった。非常に難しいキックになったはずだが、見事にネットを揺らしてスコアを4-4のイーブンに戻した。
これを受けて視聴者は「豪華な集会」「まだやりあってる」などと乱闘寸前の場面を面白がるコメントを寄せつつ、パーマーの見事なキックに対しては「パーマーあっつ」「神様コースw」「かっこいい!」など賞賛した。また試合全体として盛り上がる展開だったこともあり「最高かよ」「もう衝撃が止まらない」「カフェイン不要の試合」などと大興奮の様子だった。
何度も追いつき、追いつかれるシーソーゲームだった今回の試合は、プレミアリーグ屈指の名試合と言ってもいいだろう。実際プレミアリーグで4回も同点弾が決まった試合は、2009年のリバプール対アーセナル以来、14年ぶりとのこと。滅多に起こる熱戦ではないのだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)