【プレミアリーグ】ウルブス2-1トッテナム(日本時間11月11日/モリニュー・スタジアム)
ファンも惚れ惚れするオシャレな足技が炸裂した。右ウイングのクルゼフスキが仲間のオーバーラップに合わせて2人の相手DFを無効化するヒールパスを出した。この美技が決定打となり、トッテナムFWジョンソンが先制点を挙げ、ファンは「完璧」と大興奮だ。
試合開始早々の3分、パペ・マタル・サールのサイドチェンジからこの試合右ウイングとして先発出場したデヤン・クルゼフスキにボールが渡ると、相手DFと2対1の状況となった。
スウェーデン代表FWはカットインすると見せかけて、自身の大外を回った右サイドバックのペドロ・ポロへオシャレなヒールパスでつないだ。クルゼフスキが相手2人を釣り出していたことでスペイン代表DFはフリーでクロスを上げることが可能となり、最後は逆サイドから絞って来たブレナン・ジョンソンが流し込んでトッテナムが先制に成功した。
これには視聴者からも「スパーズの勢いすげえな」「パス完璧やん」「うま」「強すぎる」「綺麗な流れ」と、負傷者が多く出ながらも相変わらずの破壊力を誇る攻撃陣を讃える声が寄せられた。
ABEMAで解説を務めたLeo the football氏が「ウルブスとしては縦に行かせる方と、中を守る方をきちんと声掛けあって守りたいところでしたけど、2人で同じ方をケアしてしまった」とコメントしていたように、ホームチーム側がクルゼフスキの左足に意識しすぎたことで生まれた得点だったと言えるだろう。
ただなにより、相手を翻弄したクルゼフスキを褒めるべきかもしれない。しかしトッテナムはその後、追加点を挙げられず、それどころかアディショナルタイムに2点を奪われ、劇的な流れで逆転負けを喫してしまった。
(ABEMA/プレミアリーグ)