11月19日(日)に開催される全試合オープンフィンガーグローブ(OFG)着用の立ち技格闘技イベント「FIGHT CLUB」にて、初代RISE OFG-65kg王者YA-MANと朝倉未来の遺恨マッチが決定。YA-MANは「タイマンでボコボコにする」と宣言した。
「FIGHT CLUB」はYA-MANが旗振り役となって誕生した立ち技格闘技イベントで、YA-MAN自身がブレイクするきっかけとなったOFG着用の立ち技格闘技ルールを採用&大会の模様はABEMAのPPVで配信される。
今大会にファイターとしても出場するYA-MANの対戦相手は、なんとあの朝倉未来に決定した。YA-MANと朝倉の間には“遺恨”がある。
かつて朝倉のもとでMMAの練習を積んでいたYA-MANが、ヴガール・ケラモフに敗れて格闘技から距離を置いた朝倉にX(旧Twitter)上にて「朝倉未来が負けたまま、そのまま終わるようなダサい男だとは思ってなかった そんな人から教わる事はもうない」と絶縁状を叩きつけたのだ。改めてYA-MANに真意をたずねると「単純にだせえ」と切り捨てた。
「俺は未来さんとYouTubeでコラボしたことがきっかけでMMAをやろうと思って、あの人がいるトライフォース赤坂や長南亮さんのTRIBE TOKYO MMAで練習して、RIZNで三浦孝太選手とやってMMAは面白いなって思ったんですよ。でも、そのきっかけになった当の本人はケラモフに負けて『もう格闘技はやりきった』と言って2カ月くらい練習してなかった。普通ファイターだったら負けた相手にやり返そうと思うじゃないですか。
でもそうじゃない姿を見て『この人は俺とは違う方向に行ったんだな。単純にだせえな』と思いました。最近また『もう一回格闘技でやり返す』みたいなことを言っているけど、俺は真剣に言っているようには見えなかったし、そういう人間に教わることはないと思って発言しました」
さらにYA-MANは朝倉が格闘家の枠を超えた成功を収めたことで「ギラつきがなくなった。今は負けてもいいや感が試合に出ている」と指摘する。
「昔の未来さんはギラついてましたよ。RIZINで矢地祐介選手とかルイス・グスタボとやってた頃は試合で喧嘩してたじゃないですか。でも最近の試合では競技をやっちゃってるんですよ。だから最近の未来さんの試合は盛り上がらないし、つまらない。
あれで盛り上がっているのは未来さんのファンだけ。路上の伝説って呼ばれた頃のストリートさはどこにいったんだよ?って。今の未来さんはギラつきがなくなったし、相手が強くなってるのも分かるけど、負けてもいいや感が試合に出ているんですよ」
自分をMMAに導いた人間だからこそ、格闘技への熱が冷めた姿が理解できない。拳一つで確固たる地位を築いた恩人でも、戦う気持ちがなければリングの上で叩き潰す。それがYA-MANの流儀だ。
「OFGマッチは喧嘩っぽい試合になるし、ストリートの代名詞なんですよ。俺はあの人にストリートを感じないけど、まだ世間の評価はストリート=朝倉未来じゃないですか。だったらストリート上がりで、OFGでここまでのし上がった“キングオブストリートファイト”の俺とどっちが強いか決めようぜって思います。
俺はOFGマッチを競技だと思ってないし、俺の試合を競技として見ているファンはいないと思います。だからこの試合はYA-MANと朝倉未来の喧嘩、タイマンです。ただ今の朝倉未来とやるつもりはないですよ。殴り合っても負ける気がしないし、俺の勢いにやられるだろうから。みんなが見たいのはあの頃の朝倉未来でしょ。OFGの殴り合いで、それを見せてくれよって思います。そのうえで俺がボッコボコにします。タイマンで、どっちが強いかを決めるのが『FIGHT CLUB』なんで」
自ら創り上げた「FIGHT CLUB」という舞台で、最高の喧嘩が決まった。そこでYA-MANは路上の伝説に終止符を打ち、殴り合いのリアルを見せるつもりだ。