【国際強化試合】U-22日本代表 5-2 U-22アルゼンチン代表(11月18日/IAIスタジアム日本平)
衝撃的な結果に、アルゼンチン国民は怒り心頭だ。
【映像】マスチェラーノを苦境に追いやる日本のゴールラッシュ!
U-22アルゼンチン代表は11月18日の国際強化試合で、大岩剛監督が率いるU-22日本代表に2-5で大敗。18分に佐藤恵允に豪快なミドルシュートを突き刺されると、22分にパブロ・ソラーリ、50分にティアゴ・アルマダがゴールを挙げて勝ち越したが、66分と75分に鈴木唯人、81分に松村優太、そして88分に福田師王に得点を奪われて逆転負けした。
2022年のカタール・ワールドカップで世界王者に輝いたばかりのアルゼンチンにとって、アンダー世代の強化試合とはいえ屈辱的な大敗。アルゼンチン・サッカー協会がこの結果を公式Xで伝えると、コメント欄が大荒れした。とりわけハビエル・マスチェラーノ監督への批判が殺到し、以下のような書き込みが目立った。
「なんと、なんと2-5!」
「マスチェラーノがまだ監督でいいのか?」
「いつまでマスチェラーノと時間を浪費するのか。準備ができていないと十分な兆候を示している」
「はっ?最悪の監督だ。U-20代表南米選手権の時点で解任すべきだった」
「マスチェラーノの惨劇。プライドを奪い、選手たちのタレントを台無しにしている」
「日本が成長しているとはいえ、アルゼンチンは次から次へとミスを犯した。辞任してほしい」
「マスチェラーノは首にすべきだ」
「マスチェラーノが監督を続ける限り世界の笑い者だ」
「オリンピック予選までまだ時間はある。監督交代を決断すべき時だ」
マスチェラーノは現役時代にリヴァプールやバルセロナで守備的MF&CBとして活躍し、147試合に出場したアルゼンチン代表ではキャプテンも務めた実績を持つスーパーレジェンド。2020年11月に現役引退し、翌年12月からはU-20アルゼンチン代表の監督を務めたが、2023年1〜2月のU-20南米選手権でグループステージ敗退を喫して批判に晒された。
それでも現在はU-22代表監督を任されているが、10月はベネズエラに0-0、1-1と連続ドロー、そして今回は日本に2-5の大敗と結果が出ず、再び厳しい立場に置かれている。2024年1〜2月に開催されるCONMEBOLプレオリンピックは、10か国中2か国しかパリ五輪の出場権を得られない厳しい戦いだけに、アルゼンチン国民はマスチェラーノの手腕に疑問を持っているようだ。
U-22アルゼンチン代表は、11月21日に同じくIAIスタジアム日本平でU-22日本代表と再戦予定。こちらは完全非公開のトレーニングマッチとなっているが、マスチェラーノ監督の進退に影響するゲームになるかもしれない。