11月22日、ABEMAにて石橋貴明が出演する特別番組『石橋貴明 THE強運マスターズ2023 in韓国』が配信。映画監督・北野武が日本の映画賞を批判「独立系のいい映画撮るやつは酷い目にあってる」と現状を嘆いた。
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年に1度開催される男たちの運の祭典『THE強運マスターズ』。今回は韓国を舞台に、蛍原徹、矢作兼(おぎやはぎ)、小木博明(おぎやはぎ)、大悟(千鳥)といった選りすぐりのメンバーが集結。主催である石橋を含めた芸能界屈指の強運を持つ5名が『最強運頂上決戦・第3弾』の勝者を決定する運試し対決で激突した。MCとして平成ノブシコブシ・吉村崇が帯同。そしてスペシャルゲストとして映画監督・北野武が緊急参戦した。
プレミアムトークを行う中で話の矛先を映画業界へと向ける北野。「昔は五社協定(松竹・東宝・大映・新東宝・東映の映画会社5社による自社の監督や俳優などが他社へ引き抜きを禁止する協定)とかいって、ろくなもんじゃないんだよアイツら」と不満を述べた。
さらに「日本アカデミー賞は五社間で全部持ち回りなんだよね」と明かし「だから、信じられないような映画が受賞するわけ」と内情をぶっちゃける北野。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した自身の監督映画『HANA-BI』が優秀映画賞を受賞した際の最優秀賞は誰も名前を知らないような映画が受賞したと語り、「アカデミー会員が選ぶからしょうがないんだって言うけどアカデミー会員が何票入れたとかなんにも出てない。見てたら全部順番なの」と眉を寄せた。そして「それがハリウッドの外国映画賞のノミネートに繋がるわけ。だから外国語映画賞にノミネートされない」と納得がいかない様子を見せ、その後「やっと最近なおったみたいだけど」とフォローをはさみつつ「独立系のいい映画撮るやつは酷い目にあってる」と現状を嘆いた。