<大相撲十一月場所>◇九日目◇20日◇福岡・福岡国際センター
 前頭筆頭・宇良(木瀬)が小結・阿炎(錣山)を引き落としで下し、3勝目を上げた。頭四つの状態から宇良が素早くしゃがみ込んだ瞬間に、阿炎の巨体が生まれたての小鹿のようにバランスを失ってゴロリと転倒。一瞬の出来事に客席は沸き、ファンからは「ハンドパワー」「空気投げ」と驚きの声も相次いだ。