日本代表は現地時間11月21日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選の2節でシリア代表と対戦する(試合会場はサウジアラビアのジッダ)。スタメンはミャンマー代表を5-0で下した16日の一戦から大幅に変更される見込みだ。
そもそも森保一監督は、この11月シリーズに向けたメンバー発表会見で「1戦目と2戦目でメンバーを入れ替えて戦うことも考えている」とターンオーバーを示唆。とりわけ海外組は欧州→日本→中東と短期間での長距離移動を強いられるだけに、選手のコンディションを調整しながらチームから最大限の力を引き出す考えだった。ミャンマー戦で多くの主力を温存したのもそれゆえだ。
GKは大迫敬介が引き続き起用される可能性はあるものの、ここは鈴木彩艶を使うと予想する。6月シリーズ、9月シリーズ、10月シリーズの2試合はいずれも1戦目と2戦目でGKを変えているうえ、ここで鈴木を先発させないならU-22代表ではなくわざわざA代表に呼んだ意味がない。
最終ラインは、右SBが菅原由勢、左CBが冨安健洋、左SBが伊藤洋輝というミャンマー戦温存組の主力が起用される見込み。右CBはミャンマー戦で前半のみの出場だった谷口彰悟だろう。
セントラルMFはミャンマー戦で出番なしだった遠藤航、そして23分間の出場に留まった守田英正の鉄板コンビ。2列目は右が伊東純也、トップ下が久保建英。いずれも5日前はベンチを温めていた。
難しいのは左ウイングだ。三笘薫、中村敬斗、前田大然、旗手怜央などが怪我で招集外/辞退となりそもそも手薄で、15日の会見で相馬勇紀、浅野拓磨、南野拓実の起用を仄めかした森保監督は、ミャンマー戦で相馬をフルで使いきった。コンディションを考慮すると相馬の連続スタメンは考えにくく、そうなるとマルチな浅野になるか。
CFはミャンマー戦でハットトリック達成の勢いを買って上田綺世を再び先発させるか。コンディション考慮で浅野をこちらに回すなら、左ウイングには南野が入るだろう。
このシリア戦は11月21日の日本時間23:45キックオフ予定。ただ、国内の中継は現時点で発表されていない。