先週飛び込んできた、ハライチ・岩井勇気とタレント・奥森皐月の結婚のニュース。注目が集まったのは、37歳の岩井に対し、奥森は19歳という年齢差だ。お祝いコメントが相次ぐ一方で、SNSには「10代に手を出したと思うと少し怖い」「おめでたいけど、倫理的にありなの?」といった意見もあがった。『ABEMA Prime』で、27歳差婚の夫婦をゲストに招き、10代との交際、そして結婚について考えた。
批判的な声について、現役保育士のてぃ先生は「世間がモヤモヤしているのは年の差じゃなくて、女性が13歳だった時に出会っているという部分では?」と指摘。
さらに「例えば、保育士の僕が“23歳の時にみていた年長さんの子と、年を経て結婚しました”と言ったら年齢差は同じ。だけど、“5歳のときにみていた”という情報にモヤっとするのと似ていると思う」との見方を示す。
岩井によると、出会いは番組での共演。時々、他の共演者と一緒にランチやお茶に行く関係で、相手からの好意には薄々気づいていたものの、「未成年と2人でご飯には行かない」と伝えていたという。その後、「成人しました」という連絡があり、奥森の両親に挨拶の上で交際をスタート。結婚に至ったということだ。
カンニング竹山は「昔のドラマだと、先生と生徒みたいなパターンがよくある。年の差の2人が結婚して、周りに内緒で過ごしているとか、意外とハッピーな感じのものがいっぱいあった。でも今は、そういうのを作ったらすごい批判される時代なんだろう」と述べた。
■元アイドルとファンの“27歳差婚” 相手の父親とは「誓約書」
10代との年の差婚には「気持ち悪い」「ロリコン」など誹謗中傷ともとれる批判が寄せられる。そんな中、18歳と45歳の“27歳差婚”をしたのが、夫婦でYouTube活動をする元アイドルのともえさんと夫のみっちゃんさん。
みっちゃんさんがファンとして、ともえさんの推しになった一方で、ともえさんもみっちゃんさんが気になる存在に。アイドルを卒業した2019年、ともえさんから告白し、同じ年の10月に両親に挨拶、交際をスタート。2020年、ともえさんが高校を卒業し、4月に結婚した。
みっちゃんさんの年齢にともえさんは「最初は30代ぐらいだと思っていた。実際には44歳だったのですごく驚いた。でも、好きになっているので、気持ちは揺らがなかった」と告白。
実はみっちゃんさんは、ともえさんの両親と同い歳。ともえさんは母親から「あなたが決めた人ならどんな人でも賛成する」と言われていた一方、父親とは誓約書を交わしたそうだ。
みっちゃんさんは「甲乙と書かれているもので、門限、プレゼントや食事で払った分は返さない、学業を優先するなど、一般常識としては当たり前の内容だった」とし、ともえさんの父親からは「最終的に“なくはないな”と言われた」ことを明かした。
また、2人の関係を発表するにあたっては前もって考えがあったといい、「“付き合ってます”は絶対批判される。“結婚しました”の方が、責任をとったということで批判は少ないと思った」とみっちゃんさん。
それでも批判の声は届いたそうだが、ともえさんは「夫の人となりや私のことも知ってもらう中で、“応援してるよ”という声が増えていった。年の差婚をされる他の方もだんだんと受け入れられていくのではないかと思っている」と、発信を続ける意義を伝えた。
■「グルーミング」への懸念は?
年の差婚、特に一方が10代と若い場合に懸念されるのが、悪意を隠して金品を渡したりして仲良くなり、支配しようとする「グルーミング」だ。
竹山は「ある程度、厳しい目を持っておくことも必要。お二人は結婚までしたが、そこまで至る数はそんなに多くないと思う。16、17歳の子と30~50代の関係を見た時、いい加減な大人もいっぱいいる」と注意を促す。
その上で、「こういう形で著名人が結婚したとか、離婚した場合に、文句を言う人は必ず出てくる。じゃあ、文句を言われない結婚とはなんなのか?と。結婚は18歳から法律で認められているわけだから、両方の親御さん含めちゃんと納得していればいいんじゃないか」とした。(『ABEMA Prime』より)
■Pick Up
・「ABEMA NEWSチャンネル」がアジアで評価された理由
・ネットニュース界で話題「ABEMA NEWSチャンネル」番組制作の裏側