23日、朝倉未来がCEOを務める、1分間最強を決める格闘技大会「BreakingDown10」がさいたまスーパーアリーナ/コミュニティアリーナで開催。第9試合で萩原裕介と瓜田純士が対戦し、萩原が秒殺KO勝ちを収めた
不良が集まる格闘技大会『THE OUTSIDER』レジェンド戦士による注目の一戦。両者の遺恨は『Breaking Down 9』のオーディション時から続いていた。喧嘩自慢最強決定戦において、瓜田は大阪軍団を、萩原は北関東軍団を率いる立場だったが、乱闘が収まらない様子に業を煮やした萩原が「おい、チンピラ!ガキの管理もできねぇのか」と激高。対する瓜田も「上等切ってんのか!止めてくれるからって調子こいてんじゃねぇぞ!」とヒートアップした。
ゴングが鳴り、中央で攻撃を出し合う二人。勝負が決したのは、わずか15秒後のことだった。流れるようなパンチ、キックのコンビネーションで瓜田を金網に追い詰めていった萩原が、右のカウンターで一撃ダウンさせる。その後瓜田は立ち上がったものの、足はよろめいており、レフェリーストップ。『THE OUTSIDER』時代から強さに定評のあった実力者が、“アウトローのカリスマ”を瞬殺した。
勝利マイクを持った萩原裕介は「こんな大きな会場で、40過ぎた入れ墨のおっさんたちが何殴り合ってんだよって思うかもしれないですけど、この試合を見てなにかに挑戦したり、一歩踏み出してくれる人がいれば、意味のあるものになるのかなと思います」と大人のコメントで締めた。