【WWE】SMACKDOWN(11月24日・日本時間25日/シカゴ)
日本時間26日、大一番『サバイバーシリーズ』にて“悪女レスラー軍団”ダメージCTRL(コントロール)とシャーロット・フレアー&ベッキー・リンチを擁す正規女王軍が特殊金網戦で激突。前哨戦となった前日のタッグ戦で、ともに元WWE女子王者の最強コンビ、シャーロット&ベッキーに亀裂が生じるひと幕があった。
前回『SMACKDOWN』ではカイリ・セイン、アスカを加えて勢力を拡大するダメージCTRLが、シャーロット&ビアンカ・ブレアー&ショッツィにウォーゲームス戦(編注:特殊形式の金網戦)を提案。ダメージCTRLからはリーダーのベイリー、WWE女子王者のイヨ・スカイ、カイリ、アスカの4人が選抜され、メンバーが足りないシャーロットたちには追加選手を探すミッションが与えられた。
ダメージCTRLから候補レスラーを次々と襲撃される妨害工作にあったシャーロット陣営だが、ピンチを救ったのが元WWE女子王者&女子世界王者のベッキーだ。シャーロットとはかつてのタッグパートナーでありながら、激しく衝突を繰り返していた関係。自らのピンチに犬猿の仲だった元盟友に助けを求め、ベッキーがそれに応える“漢気”を見せ、豪華メンバーによる女王軍団を結成することとなった。
オープニングではシャーロット、ビアンカ、ショッツィ、そしてベッキーが勢ぞろい。ウォーゲームズでのダメージCTRL壊滅を宣言すると、ベイリーが乱入。「ベッキーとシャーロット、あんたたちがいい子ちゃんぶって一緒に戦う日が来るとはね」と横やりを入れ、両者の因縁を持ち出すと、ベッキーが売り言葉に買い言葉でウォー・ゲームスの前哨戦をぶちあげ、ベッキー&シャーロットVSベイリー&アスカのタッグマッチが組まれた。
試合は、ベイリー&アスカの絶妙なタッチワークとコンビネーションに対し、ベッキー&シャーロットが圧倒的な個々の強さで対抗。両チームの特徴がはっきりした展開が続くなか、ベッキーがマンハンドルスラムでベイリーを叩きつけてカバーした場面でアクシデントが起こる。カットに入ろうとしたアスカにシャーロットがスピアーを決めると、勢い余ってカバーしている味方のベッキーに激突してしまったのだ。
結果的にシャーロットがカバーを妨害する形になり、激昂したベッキーが試合そっちのけで詰め寄る。するとベイリーがその隙をついてベッキーを丸め込み、まんまと3カウントを奪い去った。
前哨戦はベイリーの狙い通りにベッキーとシャーロットの内部分裂を起こすことに成功。ベイリー&アスカ、そしてイヨとカイリはリング内で言い争うベッキーとシャーロットを指差し、高笑いを浮かべながら花道を去っていく。
一方、試合後もベッキーとシャーロットの口論は続き、ビアンカとショッツィが仲裁に入ってもベッキーの怒りは収まず。3人をリングに残したまま、1人でスタスタと引き上げてしまった。
ウォー・ゲームスを前にはっきりと明暗が分かれた両軍。ダメージCTRLが結束の固さと悪の連携で勝利を収めるのか。それとも女王軍団がシャーロット&ベッキーの関係を修復させてダメージCTRLを壊滅に追いやるのか。注目のウォーゲームスの結末はいかに?
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)