【プレミアリーグ】ブレントフォード 0-1 アーセナル(日本時間11月26日/ジーテック・コミュニティ・スタジアム)
間一髪のプレーだった。プレミアリーグで9試合ぶりに出番を得たGKアーロン・ラムズデールだったが、相手選手にボールを渡してしまう痛恨のミスを犯した。その流れから決定的なシュートを打たれるが、カバーに入ったMFデクラン・ライスが魂の膝ブロックでクリア。絶体絶命のピンチをスーパープレーで何とか免れた。
今シーズンのアーセナル正GKは今夏にレンタル加入したスペイン代表のダビド・ラジャだが、ブレントフォード戦は相手がローン元のクラブのため、プレミアリーグの規定により出場できず。ラムズデールがプレミアリーグで9試合ぶりにゴールマウスを守っていた。
失意の2番手降格を味わったラムズデールからすれば絶好のアピール機会だったが、スコアレスで迎えた13分には大きなミスを犯す。ゴールキックからのビルドアップで判断が遅れてもたつき、ヨアンヌ・ヴィサに詰められて痛恨のボールロスト。そのまま相手FWブライアン・エンベウモに繋がれてシュートを放たれた。完全に決定的なシーンだったが、これをカバーに入ったライスがゴールライン手前でブロック。今夏に1億ポンド(約187億円)で加入したニューカマーのおかげで失点を回避できた。
ABEMAで解説を務めた林陵平氏は「よく守りましたね」と、ピンチを救ったライスの守備を賞賛。一方で、「ラムズデールは軽率でしたね」と集中力を欠いたイングランド代表GKのプレーには苦言を呈した。
ABEMA視聴者からも「神ディフェンス」、「よく止めた」、「助かったまじで」、「ナイスライス」とイングランド代表MFのスーパークリアを賞賛するコメントが寄せられた一方で、「何やってんだよ」、「おいおいマジか」、「ラム自信無くしてるんだろうな」、「こんなに感覚鈍るもんか?」、「完全に試合勘なくなってる」、「ありえんだろ」と、昨シーズンまでの正守護神を糾弾・心配する声が書き込まれた。
GKというポジションはもちろんスタメンが1人のみで、控え選手はどうしても試合勘が鈍ってしまう。この日のラムズデールは他にもスローイングで信じられないミスを犯すなど、心身でフィットしていない印象だった。シーズン開幕後にまさかの2番手降格となったラムズデールとしては、難しい状況となっている。
(ABEMA/プレミアリーグ)