【プレミアリーグ】ブレントフォード 0-1 アーセナル(日本時間11月26日/ジーテック・コミュニティ・スタジアム)
プレミアリーグ13節でアーセナルは、苦しみながらもブレントフォードを撃破。同日のマンチェスター・シティ対リヴァプール戦がドローに終わったこともあり、首位に立つことに成功した。
スコアレスのまま試合は進み、決勝ゴールは89分。ブカヨ・サカが右サイドからインスイングで上げたクロスを、途中出場のカイ・ハヴァーツがファーサイドからヘディングで押し込んだ。
ハヴァーツのヘディングはもちろん素晴らしかったが、同時にサカのクロスも絶品だった。ワントラップから即座に上げているが、なんと8人もペナルティーエリア内に入っていたブレントフォード守備陣が誰も触れられない絶妙な弾道で、見事なアシストを記録した。
この日のサカは代表ウィークの疲れもあってか、何度かドリブルが引っ掛かるなど決して本調子とは言えなかったが、最後の最後でクオリティーを証明した格好だ。
データ統計などを手がける英メディア『Squawka』によれば、このアシストは記録的なものだという。2023年のプレミアリーグにおいて、50回以上のチャンスクリエート、50回以上のテイクオン(ドリブル突破)成功、10個以上のゴール、10個以上のアシストを全て記録しているのは、サカだけなのだ。Squawkaの公式Xは、このレコードとともに「アーセナルのスターは何でもできる」と投稿している。
世界最強リーグと謳われる現在のプレミアリーグには、ベルナルド・シウバやジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・C)、モハメド・サラーやルイス・ディアス(リヴァプール)、三笘薫(ブライトン)、マルティン・ウーデゴー(アーセナル)、マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)、ソン・フンミン(トッテナム)、ラヒーム・スターリング(チェルシー)など、国内外から有能なウイング/攻撃的MFが集結している。その中でチャンスクリエート、テイクオン、ゴール、アシストという主要スタッツで際立った数値を残しているサカは、紛れもなくワールドクラスと言えるだろう。
20年ぶりのプレミアリーグ制覇を狙うアーセナルにあって、サカがキーマンの1人であることは間違いない。
(ABEMA/プレミアリーグ)