2025年大阪·関西万博で350億円をかけて建設する木造の巨大リングをめぐる、日本維新の会·藤田文武幹事長と自見英子万博担当大臣の発言に対して、橋下徹氏と古舘伊知郎氏が18日のABEMA『NewsBAR橋下』で苦言を呈した。
【映像】ひろゆき氏に論破された藤田幹事長、古舘氏「頼りなさすぎる」
YouTubeで行われた2ちゃんねる創設者のひろゆき氏の対談で、万博は何を持って成功なのかや経済効果の具体的な数字の提示を求められ、あいまいに答えた藤田幹事長。古舘氏は「頼りなさすぎる。弁舌さわやかに言ってくれないから“万博ってそんなもんなの?”って思っちゃう人がいっぱいいる」と指摘。
橋下氏は「ひろゆきさんも分かっていて、弱点を突いていった。藤田さんは準備していなかったし、ひろゆきさんを舐めてかかったのかもしれない」と述べた。
また、自見万博担当大臣は巨大リングについて「日よけの熱中症対策として大きな役割を果たす。雨よけにもなる」と説明した。橋下氏は「そんなこと言ったら、みんな“何だ、それ?”となる。役人が書いたペーパーを読んでしまった」と指摘した上で、「世界最大の木造建築物になるものを、清水の舞台と同じ工法でやる。それが良いか悪いか、くだらないと言う人もいていいと思う。ただ、日よけ雨よけではなく、登って上から関西を一望できる、まさに清水の舞台の巨大版だ。そして、ディストピアとユートピアでいろいろある価値観を、最後1つの輪にまとめる。熱量を持ってそういう説明をしてほしい」と呼びかける。
これに古舘氏は「自見大臣の言葉でやめてもらいたいのは“そのことに関しては、費用対効果はちゃんとあると考えてございます”。“考えてございます”という官僚言葉は使わないでほしい。霞が関文学はやめてもらいたい」とした。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)