【WWE】SMACKDOWN(12月1日・日本時間2日/ブルックリン)
世界最高峰のリングで日本人女子レスラーがブチギレ大乱闘。前週のチーム対抗戦で敗れたダメージが大きかったか、悪女ユニットにすきま風が吹いた。この日も正規軍に返り討ちにあい屈辱の敗走し、怒りが収まらない日本人女子王者の「ナメんなオラ」「んにゃろー」と日本語のヤンキー口調が全米にオンエアされた。
WWEのレギュラー番組『SMACKDOWN』は、先週4大大会『サバイバーシリーズ』で死闘を繰り広げた悪女ユニット“ダメージCTRL”と、正規軍の抗争が引き続き行われた。
この日は4対4の『ウォー・ゲームズ』(特殊な形式の金網戦)で勝利した正規軍のビアンカ・ブレアーが、WWE女子王者イヨ・スカイに挑戦表明すると、イヨ、カイリ・セイン、アスカ、ダコタ・カイの4人がリングに登場。すかさずシャーロット・フレアーとショッツィがビアンカ救出に向かい女子レスラー7人の大乱闘に発展。
これまでは小ズルさが売りのダメージCTRLに分があったが、自信を取り戻したシャーロットら正規軍が次々と悪の軍団を駆逐。"ダメージCTRL"メンバーがすごすごと会場を追われ敗走するなか、王者イヨは「おい、ナメんなオラ!」と日本語でヤンキーばりの暴言を吐くと、バックステージでも「んにゃろー」と大荒れだった。
しかも遅れてやってきたリーダーのベイリーとは何ともぎこちない雰囲気。この日、急遽決定したビアンカVSカイリのシングルマッチについても、カイリがベイリーに「友だちならね(助けてくれるでしょ?)」と釘をさすと、イヨが「来いよ」と、もはやリーダーの風格なしといった空気感だった。
ユニット内で次第に立場が無くなってきたベイリーと、日本人3人で結託するイヨ、カイリ、アスカ。結束力が売りの"ダメージCTRL"だったが、明らかにパワーバランスの崩壊を感じさせるひと幕だった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)