【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ウォルヴァーハンプトン(日本時間12月3日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルの冨安健洋がウォルヴァーハンプトン戦でハイパフォーマンスを披露。地元メディアからの評判も上々だ。
11月29日のRCランス戦(チャンピオンズリーグ)で2アシストの活躍を披露していた日本代表DFは、ウルブス戦でも右SBとして先発出場。6分にはダイレクトパスでブカヨ・サカの先制点をアシストし、その後も何度も鋭いパスで攻撃に変化を加え、守備も安定感が抜群と、素晴らしい貢献を見せた。
そんな冨安に対して、地元メディアはどんな評価を与えているのだろうか。
地元メディア『Football.London』は、この試合に出場した選手たちを10段階で評価。冨安に対してはチーム1位タイとなる「8」が与えられている。寸評では「試合を通して攻撃面で優れた活躍を見せた日本代表は1アシストを記録。彼の得意分野ではないと考えられているということを考慮すると悪くはないだろう」と、守備は言わずもがな、攻撃面で高い評価をされた。
また、地元紙『Evening Standard』で冨安はチーム2位タイの「7」と評価され、「試合早々にゴールをアシストし、序盤から素晴らしいプレーを見せた。守備はいつも通り堅実。負傷退場したように見えたのが気がかり」と、こちらでも攻守両面での活躍を讃えられていた。
さらに、英メディア『inews』は、「サカの能力を最大限に引き出す、アーセナルの縁の下の力持ち」という冨安のフォーカス記事を掲載。「冨安はますますスタメンの地位を確実なものにした。アシストでアーセナルのスターボーイ(サカ)を開花させた。1つも間違えなかったし、全体的に落ち着いたパフォーマンスを見せた。後半に足を引きずって交代した彼をアーセナルが失うわけにはいかない」とこちらも高評価だった。
しかし、気がかりなのが『Evening Standard』と『inews』の寸評でも触れられた負傷離脱だ。左ふくらはぎを抑えてピッチに座り込んでしまった冨安は、79分にベン・ホワイトと交代してベンチに下がっている。
試合後の記者会見でミケル・アルテタ監督は冨安の状態について、「詳細はまだ分からない。彼は何かを感じた。それが疲労だったのかは分からない、我々はいかなるリスクを負いたくなかったから、すぐに交代を決めた。状態は今後評価される」とコメントしていた。
地元メディアからも絶賛された冨安は最終ラインならどこでも機能するスーパーマルチであり、年明けまで過密日程が続くアーセナルにとってなおさら超重要戦力。左ふくらはぎの状態が重くないことを祈るばかりだ。
(ABEMA/プレミアリーグ)