【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ウォルヴァーハンプトン(日本時間12月3日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルの冨安健洋は、右SBで先発したウォルヴァーハンプトン戦でハイパフォーマンスを披露。守備はもちろん攻撃でも輝きを放ち、ミケル・アルテタ監督からも称賛された。
日本代表DFは開始6分、右足のダイレクトパスでブカヨ・サカの先制点を演出。2アシストを記録した11月29日のRCランス戦(チャンピオンズリーグ)に続く公式戦2試合連続のアシストを記録した。
また36分には、自陣ペナルティーエリア手前から見事なロングフィードでフィニッシュに繋がるカウンター攻撃を演出。さらに48分には、右サイドでパスを受けて素早く前を向くと高精度のクロスを供給し、あわやアシスト未遂というシーンも演出した。
右SBながら少なくとも3つのビッグチャンスに絡んだ冨安。試合後の会見では、アルテタ監督も日本代表DFを次のように称賛した。
「まず彼が守備面で提供するものは、非常に信頼できるものだ。攻撃面では彼が開発して改善できる点がある。タイミング、ポジショニング、オン・ザ・ボールの持ち上がりなどで、周りの選手のためにスペースを作ることができる」
また指揮官は、「彼は学び、それを実行することにとても意欲的だ。ここでまた、彼は別のレベルに到達し、さらにまだ自分の中にもう一段階のレベルを持っている選手」と、さらなる成長の余地を残していると語った。
ちなみに冨安は、左ふくらはぎを抑えてピッチに座り込み、79分にベン・ホワイトと交代してベンチに下がっている。その点についてアルテタ監督は記者会見で、「詳細はまだ分からない。彼は何かを感じた。それが疲労だったのかは分からない。我々はいかなるリスクを負いたくなかったから、すぐに交代を決めた。状態は今後評価される」と言葉を濁した。
自慢の守備面はもちろん、攻撃面でもアルテタ監督が認める通り日進月歩の冨安。まずは左ふくらはぎの状態が良好であることを祈りたい。
(ABEMA/プレミアリーグ)