【WWE】SMACKDOWN(12月1日・日本時間2日/ブルックリン)
大一番の対抗戦に続き、さらに激化を続ける女子レスラーユニット同士の仁義なき抗争の最中、レフェリーが立腹。ベビー、ヒール問わず「お前ら全員出てけ!まとめて退場!」と、セコンドについた5人のレスラーに一発退場の“レッドカード”が飛び交う異例の事態が起きた。
WWEのレギュラー番組『SMACKDOWN』は、先週4大大会『サバイバーシリーズ』で死闘を繰り広げたヒールユニット“ダメージCTRL”と、シャーロット・フレアーら正規軍の第二幕が開幕。ビアンカ・フレアーとカイリ・セインがシングルマッチで対戦した。この日、リング下で陣取る制御不能の女子軍団たちを制圧したのは、選手たちではなく"強権"をふるったレフェリーだった。
先月の大一番『Crown Jewel』で電撃復帰したカイリにとって、元女子世界王者のビアンカとの試合は復帰後初のシングル戦となった。リング下には、ダメージCTRLのイヨ・スカイとアスカ、ダコタ・カイの姿、正規軍もシャーロットとショッツィが、介入に睨みをきかせている。
最初に手をだしたのはやはり“ダメージCTRL”。アスカがロープに飛んだベイリーの足元をすくうと、正規軍シャーロットもカイリの足を報復で引っ張り転倒させる。しかし、目の前にはレフェリーがいた。シャーロットは「知らないわよ」ととぼけるも現行犯で退場。しかも横にいただけのショッツィにも「出ていけ!」と、悪役の味方か? と思わせる裁定を見せたレフェリーだったが、それだけで終わらなかった。
どさくさ紛れてリングに上がり介入しはじめたアスカ、イヨ、ダコタにも「お前も、お前も、お前もゲットアウト!」と退去命令、これでリング上は本来の2人だけの戦いとなった。
試合は、この日セコンドから外され微妙な立場となった"ダメージCTRL"のリーダー、ベイリーが途中でカイリの援護に駆けつけ鼓舞する場面も見られたが、カイリはインセイン・エルボーを防がれてビアンカの得意技変形フェスバスター『KOD(キス・オブ・デス)』を喰らい敗戦。ギスギスしはじめた悪女軍団、連敗続きでいよいよユニット内の人間関係も微妙な空気に包まれた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)