【プレミアリーグ】チェルシー3-2ブライトン(日本時間12月3日/スタンフォード・ブリッジ)
日本時間4日、イングリッシュ・プレミアリーグ第14節、チェルシーvsブライトンがスタンフォード・ブリッジで行われブライトンが2-3で敗れた。三笘薫はUEFAヨーロッパリーグから中2日で途中からピッチ立って何度もチャンスメイクに絡んだものの、チームを勝利に導くことはできなかった。
上位争いを目論むブライトンが、下位に低迷するチェルシーのホームに乗り込んだ一戦は壮絶な展開となった。
立ち上がりから主導権を握ったチェルシーは17分、右CKの流れからファーのブノワ・バディアシルがオーバーヘッド気味の折り返しを送ると、これをエンソ・フェルナンデスがヘッドで流し込み、公式戦4試合ぶりの先制点を挙げた。さらに21分、再びCKからチャンスを迎えたチェルシーは、混戦でリーヴァイ・コルウィルが押し込みリードを広げる。コルウィルはゴールの瞬間、喜びを爆発させたものの、古巣相手に挙げた得点だと気がつく一幕もあった。
追いかけるブライトンも前半終了間際に反撃の狼煙を上げる。U-22アルゼンチン代表でもU-22日本代表を脅かした超新星ブオナノッテが、ボックス内右から切れ込んでゴール左上隅に突き刺す"メッシ級"ゴールで1点を返した。
前半終了間際には、早くも2枚目のイエローをもらったコナー・ギャラガーが退場となるなど、チェルシーにとっては逆風が吹きはじめたところで試合を折り返した。
後半、ブライトンは56分に三笘薫を投入して一気に同点を狙ったものの、チェルシーに先手を取られてしまう。65分、ミハイロ・ムドリクをボックス内で止めたベテランジェイムズ・ミルナーだったが、判定は無情にもPKに。これをエンソ・フェルナンデスが決めて、チェルシーが再びリードを2点に広げた。
VARの判定や荒れ模様の試合の中、後半のアディショナルタイムが10分と表示される異例の展開。そんな中、91分にジョアン・ペドロが左CKから鮮やかなバックヘッドでネットを揺らし、またもや1点差に迫ってみせた。その後も、チェルシーFWのアルマンド・ブロヤが相手との競り合いで頭から落下して流血して一時ピッチを離れるシーンや、100分、102分にはチェルシーが二度のVARでPKを回避するなど、最後まで騒動だらけの展開に。結局、そのままチェルシーが逃げ切る形で試合は終了。ブライトンにとっては、2-3と追い上げる中での惜敗となった。
日本代表FW三笘もピッチインから左サイドから何度もチャンスを演出し、切れ味鋭い切り返しでフランス代表アクセル・ディサシを翻弄する場面なども見せたものの、最後まで好機をゴールにつなげることはできなかった。
(ABEMA/プレミアリーグ)