【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ウォルヴァーハンプトン(日本時間12月3日/エミレーツ・スタジアム)
アーセナルの冨安健洋が、ウォルヴァーハンプトン戦で“伝家の宝刀”を抜いた。パスのスピード、ボールを通したコース、そして味方のランニングに合わせたタイミング。三拍子揃った完璧なロングフィードが脚光を浴びている。
11月29日のRCランス戦(チャンピオンズリーグ)で2アシストを記録した冨安は、続くこの試合でも6分にブカヨ・サカのゴールをお膳立て。いきなり公式戦2試合連続アシストを記録した。
同じく注目に値したのが、36分のシーンだ。自陣ボックス内でこぼれ球を回収した冨安は、ルックアップと同時に右足で前線にロングフィードを送る。前回転のかかった低い弾道のボールは、相手が取れない絶妙なコースを通り、右サイドの広大なスペースへ。サカのスピードを殺さない完璧なパスとなった。
サカの横パスを受けた左サイドのガブリエウ・マルティネッリがシュートを放つも、ポストに嫌われてゴールにはならず。それでもチャンスを作り出し、さらにフィニッシュの局面ではゴール前まで走り込んでいた冨安に対しては、「パスがダイナミックやなー」、「最高や」、「トミーまじで凄いな」、「これ決まって欲しかった!」、「マジで一気に状況変えられる精度」、「全人類に観てほしい」など、称賛のコメントがSNS上に寄せられた。
その後に冨安は79分に左足ふくらはぎを抑えてピッチに座り込み、ベン・ホワイトとの交代を余儀なくされた。ここ数試合で圧倒的なパフォーマンスを見せている『スーパートム』だけに、状態が心配されている。
(ABEMA/プレミアリーグ)