【プレミアリーグ】アーセナル 2-1 ウォルヴァーハンプトン(日本時間12月3日/エミレーツ・スタジアム)
シュートした本人はもちろん、チームメイト、相手選手たち、サポーター全員が「ゴール」を確信していただろう。無常にもポストに阻まれて、歓喜が一瞬にして落胆に変わったシーンだった。
アーセナルがウォルヴァーハンプトンに対して2-1とリードして迎えた87分だった。ハーフウェーラインでボールを受けたマーティン・ウーデゴールが、ドリブルで持ち上がった後に前線にスルーパスを送る。67分から途中出場していたエディ・エンケティアがこのボールに反応し、相手ディフェンスラインの裏を取ることに成功。GKとの1対1となり、冷静に右足でシュートを放った。
エンケティアは余裕を持ってボールを目で追う。左サイドにいたアレンドロ・トロサールは、エンケティアが裏に抜け出した瞬間に両手を広げて喜ぶ準備をするなど、誰もがゴールを確信していた。
しかし、ボールはまさかのポスト直撃。スタジアムからは悲鳴が聞こえ、エンケティアも頭を抱えてがっかりし、トロサールも広げた両手を頭に持っていき落胆した。
今シーズンのエンケティアは10月28日のシェフィールド・U戦でハットトリックを達成するなど覚醒の気配を見せているだけに、この明らかにビッグチャンスはしっかり決め切りたいシーンだった。
アーセナルの続く試合は日本時間10月6日早朝のルートン・タウン戦。逸材ストライカーは今度こそ決定力を見せられるか。
(ABEMA/プレミアリーグ)