【プレミアリーグ】マンチェスター・シティ3-3トッテナム(日本時間12月4日/エティハド・スタジアム)
マンチェスター・シティvsトッテナムの試合を裁いたサイモン・フーパー主審の判断が物議を醸している。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』は試合画像をもとに、一連のジャッジを分析した。
問題のシーンは、3-3で迎えた90+4分に起こった。シティは、自陣でトッテナムの攻撃をクリアしてカウンターを開始。センターサークル付近でパスを受けたハーランドは、エメルソンからのスライディングタックルを受けて膝をつく形となったが、ボールをキープしてたままプレーを続ける。そのタイミングで裏に抜け出したグリーリッシュに絶妙なロブパスを送った。
しかし、グリーリッシュにパスが渡った瞬間に主審のサイモン・フーパーが笛を吹いて試合を止めた。その直前まではアドバンテージでプレーを流しており、解せぬタイミングでの笛となった。当然ながらスタジアムに詰めかけたシティサポーターたちは大激怒。鳴り止まないブーイングのなか、選手たちも主審に詰め寄り不満な態度を示していた。
このプレーをイギリスメディア『スカイ・スポーツ』が4枚の画像をもとに分析。それによると、まずハーランドがエメルソンからファウルを受けた時点で、主審は笛を吹くかどうかの決断を迫られていた。実際に笛を口に当ててFKを与えようとしていたが、ハーランドがプレーを続けたことで笛を吹かず。直後に、笛を口元から離し、シティのアドバンテージをみていた。
ところがハーランドがスルーパスを出して、これがグリーリッシュに通った瞬間、主審がこのタイミングで笛を鳴らしてプレーを巻き戻した。
スカイ・スポーツの評論家を務めるマンチェスター・シティOBのマイカ・リチャーズ氏は「主審はこの瞬間まで素晴らしい試合をしていた。なのに、これは理解できない。ホイッスルを口に当てていたが、アドバンテージを見てプレーオンとした。グリーリッシュはオンサイドだったし、ハーランドのスルーパスも素晴らしかった。しかしプレーを止めた。私には理解できない」と主審の判定を批判している。
(ABEMA/プレミアリーグ)