窃盗被害者が近年、犯行の様子と思われる画像を公開するケースが増加している。
【映像】無人販売店で窃盗か?カメラが捉えた犯行の瞬間
被害の実態を伝え、犯人の出頭を呼びかける意味合いを持つが、メディアが報じる際には、顔にモザイクがかけられる。その理由について、テレビ朝日デジタル解説委員の名村晃一氏は、犯罪時は基本的に「逮捕されたかどうかを、顔を出す1つの線引きにしている」と説明する。
「テレビは影響力も大きい。間違った判断を仮にして、顔を出してしまったら、大きな人権侵害になる。最終的に確証が得られない部分は相当ある。捜査機関ではないから。そうすると、容易に顔を出して(報じる)というのはできない」(テレビ朝日・名村晃一氏)