アーセナルのミケル・アルテタ監督が現地時間12月4日、翌日のルートン・タウン戦に向けた前日会見に出席。3日のヴォルヴァーハンプトン戦で負傷交代した冨安健洋の状態について説明した。アーセナルの公式サイトが伝えている。
冨安はウォルヴァーハンプトン戦で右SBとして先発出場。相変わらずの堅守を披露したうえ、6分に見事なダイレクトパスで先制点をアシストし、36分に完璧なロングフィード、48分に高速クロスで決定機を演出するなど攻撃面でも大きな貢献を果たした。
しかし78分、日本代表DFは左ふくらはぎを抑えてピッチに座り込んでしまう。そのままベン・ホワイトとの交代を強いられた。ここ数年の冨安は怪我に泣かされ続けているだけに、アーセナル・ファンはもちろん、来年1月にはアジアカップを控えることもあり日本のサッカーファンの間でも心配の声が広がる。日本のXで「冨安怪我」が一時トレンド入りしたほどだ。
ただ、どうやら冨安は重傷ではなかったようだ。会見で冨安について聞かれたアルテタ監督は、「試合後に状態を確認するため、(ヴォルヴァーハンプトン戦は)予防措置として休ませた。報告を待っている。(ルートン・タウン戦で)彼を起用するかどうかは、明日判断する。彼は強い男で、上手くいけば大丈夫だろう」と説明した。
また指揮官は仮に冨安の起用を回避する場合は、右SBにイングランド代表DFのホワイトを使うことを示唆。11月上旬に負傷で戦線離脱していたが、「一時期は負担を管理していたが、彼のフィットネスは戻っている。(ヴォルヴァーハンプトン戦で)少しプレーしたし、今は良い状態にある」とコメントしている。
ルートン・タウン戦は日本時間12月6日の早朝5時15分のキックオフ予定。右SBで先発するのは、冨安なのかホワイトなのか。注目される。