ダニの専門家である国立環境研究所室長の五箇公一氏は、「須田亜香里さんの顔もダニだらけ」だと語る。その真相とは。
 
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 五箇氏は「顔ダニというダニが、人間に寄生している。要は人間の毛穴の皮脂腺にとりついて、油を食べているダニというのがいる」と、毛穴に寄生する体長0.29ミリメートルの「ニキビダニ」の存在について言及。
 
 日本人の8割から9割は顔ダニ持っており、五箇氏は「常在菌みたいなもの」と続けたが「別にいて悪いことをしているわけではないが、見つかって発表されて以降、みんな嫌がって一生懸命落としたがる」と語った。しかし顔ダニを排除することについてはおすすめできないとして「顔が砂漠化ではないが、もともといた生き物がいきなりいなくなるということ自体がどういう影響を及ぼすかわからない。私としてはこのニキビダニはぜひ、顔にいるやつは可愛がっていただきたい」と訴えた。
 
 新生児は顔ダニを持っていないが、五箇氏は「お母さんが生まれたての赤ちゃんに『かわいい』と頬ずりしたときにお母さんのダニがうつる。実は一家代々で家に伝わるダニがみなさんの顔にはいる」と驚きの事実を告白。
 
 これに対し須田は「渡り歩くんですか?怖……」と漏らして、「アイドル時代とか仲いい子と写真を撮るときに“ほっぺたを寄せ合って”写真を撮った」と振り返ると、五箇氏は「そうしたらうつるかもしれない」と指摘。須田は「うわあ、何百人と分け合ってる」と表情を曇らせた。
 
 五箇氏は「一応ダニも気をつかって人間の皮膚に住む以上はフンとかをして顔を汚してはいけないということで、実は彼らは肛門を持っていない」と説明。排泄物を体内に蓄え続けて、最終的に死に至るのだという。「実はちゃんと人間と共生できるように彼らなりに進化している」と語った。
 
(『ABEMA的ニュースショー』より)