【プレミアリーグ】トッテナム1-2ウェストハム(日本時間12月8日/トッテナム・ホットスパー・スタジアム)
【映像】また抜きされ、DFに当たったボールを奪われ...悲惨過ぎる失点シーン
「シュートを打てば何かが起きる」ことを象徴するようなゴールシーンだった。ウェストハムMFクドゥスが放ったシュートは相手DFロメロにブロックされたが、その跳ね返りがトッテナムの選手に当たり、ボールはボーウェンの元へ。最後はフリーで右足を振り抜いて貴重な同点ゴールが決まった。
ウェストハムが0-1と追いかける展開で迎えた52分、味方からのラフなボールをジャロッド・ボーウェンが収めると、ゴール前にいたモハメド・クドゥスにパスを出した。
ガーナ代表MFは相手選手が目の前に5人いる中でも左足を振り抜くと、案の定トッテナムDFクリスティアン・ロメロにシュートをブロックされた。しかし、この跳ね返りがベン・デイビスに直撃すると、ボールはフリーのボーウェンの元へ。最後は右足でニア上に強烈なシュートを打ち抜き、ワンチャンスを決めきったウェストハムが後半開始直後に同点に追いついた。
ABEMAで解説を務めた坪井慶介氏は「積極性が功を奏しましたね。圧倒的にボールを支配されていても、こういうことが起きるのが面白いですよね。運も転がり込んできた得点です」と、強引にシュートに持ち込んだ積極性を賞賛していた。
視聴者の間では「最高!!」「泣いた、、」「まじかよ」「アピールして足止めるなよ」と、ゴールを決めた側と決められた側で正反対の感想が寄せられた。
ウェストハムは前半だけでトッテナム13本のシュートと6本の枠内シュートを打たれており、大差をつけられて後半を迎える可能性もあった。そんな中、ベテランGKウカシュ・ファビアンスキを筆頭とした守備陣が何とか耐えると、後半開始直後のワンチャンスをモノにして同点に。坪井氏が「こういうことが起きるのが面白い」と語ったように、必ずしも攻めている方がリードを保てるわけではないというサッカーの面白さを象徴するような場面だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)