【WWE】SMACKDOWN(12月8日・日本時間9日/プロビデンス)
“悪女軍団”ダメージCTRL(コントロール)のアスカが、“女王”シャーロット・フレアーと一騎打ち。イヨ・スカイ&カイリ・セインの援護を阻止されたアスカだったが、最後はユニットのリーダー=ベイリーの手助けもあり、シャーロットから勝利を収めた。
先週『SMACKDOWN』のカイリVSビアンカ・ブレアーではベイリーの乱入が不発に終わり、カイリが惨敗。日本時間26日の「サバイバーシリーズ」で行われたウォーゲームズからダメージCTRLの敗戦が続いており、ベイリーを中心としたチームワークにも亀裂が生じている。
この日はアスカとシャーロットのシングルマッチが組まれ、試合前にベイリーがダメージCTRLの面々に先週の乱入失敗を謝罪。「アスカとシャーロットは『レッスルマニア』でも戦っているし、私は今夜もここに残る。みんなもここに残った方がいいんじゃない?」とメンバーに提案するも、イヨは「また始まったよ…」と明らかに不満げ。ダコタ・カイが「シャーロットが何をしてくるか分からないから、私たちはリングサイドへ行く。あなたはここにいて」とベイリーを諭し、ベイリー以外のメンバーでアスカのセコンドにつくことになった。
一人でリングに立つシャーロットに対し、アスカはイヨ、カイリ、ダコタを引き連れて入場。3人がセコンドにつこうとすると、ダメージCTRLと因縁のあるミチン、ゼリーナ・ベガ、ショッツィ、ビアンカが次々となだれ込み、花道から逃亡を試みたイヨとカイリをバックステージまで連行する。これでリング上は文字通りにアスカとシャーロットの一騎打ちとなった。
試合はアスカが鋭い蹴り技で先制すると、シャーロットが強烈なバックドロップから流れを変えて、コーナーでのハイキック、ハンドスプリングからのクローズライン、場外では逆水平チョップ連打と攻め立てる。このチョップをかわしたアスカがシャーロットをコーナーに叩きつけるも、シャーロットがASUKAをバリケードにバックドロップで叩きつけ、場外へのムーンサルトも決めた。
リングに戻るとアスカがミドルキックを連発して、顔面へのサイドキックをグサリ。シャーロットもバックブリーカーからアスカの顔面をターンバックルに激突させ、必殺のフィギュアエイトを狙う。ここでベイリーが乱入し、必殺技を妨害。シャーロットがエルボーでベイリーを排除するも、隙をついたアスカが丸め込んで3カウントを奪い去った。
イヨとカイリが急襲されて孤立したアスカだったが、ベイリーの援護でシャーロットに勝利。アスカと言葉を交わすことはなかったが、ベイリーは「やってやったわ!」と喜びを爆発させ、ダメージCTRL内の関係修復に一歩前進した。
そして今大会にはWWE復帰を果たしたCMパンクが登場し、約10年ぶりに『SMACKDOWN』のリングに立った。現在CMパンクはフリーエージェントで、『RAW』と『SMACKDOWN』どちらと契約するか注目されている。
CMパンクは「WWEに復帰して、みんなから『どちらの選手になるんだ?』と聞かれる。その決断をお前たちに少し任せる。『RAW』と契約してほしいか? 『SMACKDOWN』と契約してほしいか?」と観客を煽ると、「来週の月曜日『RAW』までに、どちらに所属するかが分かる」と明言。さらに「月曜日までに契約書にサインして、自分の物語を終わらせるための旅が始まる。俺の目的は一つ。『レッスルマニア』のメインイベントを飾ることだ!」とWWE復帰の目的を初めて明かした。
『レッスルマニア』のメインイベントへの出場権=タイトル挑戦権をかけて行われるのが『ロイヤルランブル』でのランブル戦だ。全30選手が参加するロイヤルランブル戦を勝ち残った選手に『レッスルマニア』での王座挑戦権が与えられるため、CMパンクの言葉はランブル戦への参戦表明と言っても過言ではない。帰ってきた“問題児”CMパンクがWWEのリングを盛り上げてくれそうだ。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)