【WWE】SMACKDOWN(12月8日・日本時間9日/プロビデンス)
プロレスの入場シーンにしては凝りすぎなモノクロ映像、スモーク、カメラアングルと計算された登場場面に驚きの声が続出した。米国のリングで繰り広げられた野獣レスラーと同選手の妻でレスラーとしても出場する夫婦コンビの“異次元な入場演出”が話題となっている。
WWEのレギュラー番組『SMACKDOWN』で、ボビー・ラシュリーと次代の大器として期待される2度のNXT王者、カリオン・クロスが対戦。久々の登場となるカリオンとスカーレットの「美女と野獣夫婦」による役者顔負けの入場シーンに注目が集まった。
レイ・ミステリオを破った“炎上系YouTuber”ローガン・ポールの提唱で決定したUS王座挑戦者トーナメントの1回戦は、“オールマイティー”こと筋肉怪人ボビーとカリオンが対戦。試合前の入場では、スモークの中からガウン姿でカリオンの妻スカーレットが登場した。背後から屈強なマッチョマン、カリオンも現れる。モノクロの謎演出とハリウッドばりのゴージャスな登場シーンにファンも次々と反応した。
主役の夫を差し置いてスタスタとリングインしたスカーレットは、笑顔を振りまき「カモン」とでも言いたげなポーズから、入場テーマに合わせて賑やかな振り付けでダンスを開始。エモーショナルにタメを利かした踊りを見せると、すっと入れ替わるようにカリオンが野獣のように「うぉおおお」と雄叫びと共にリングイン。息ぴったりの演出にファンから「迫力あるなぁ」「カッコいい」「入場に全振りだ」「出オチ感満載」と、異例に凝った入場シーンへ様々な声が入り混じった。
試合はパワー系同士のゴツゴツとした無骨な攻防が展開。リング下の妻の激でカリオンが頑張りを見せたが、この日は“米兵トリビュート”と銘打ってWWEスーパースターが米兵を労う大会ということもあり、元米国陸軍のボビーが奮起。最前列を陣取った軍人たちの「ボビー、ボビー」の大コールに押されて、最後は必殺のスピアーでボビーが1回戦を突破した。
スカーレットはかつて「スカーレット・ボルドー」の名で活躍した女子プロレスラーということもあり、再登場にあたり「女子レスラー(のスカーレット)がもっと見たい」というリクエストも少なくなかった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)