【WWE】SMACKDOWN（12月8日・日本時間9日／プロビデンス）
日本人ヒールレスラー3人体制になってから不穏な空気が流れる悪女軍団“ダメージCTRL”の新たな火種がバックステージで勃発。現女子王者のひと言でリーダーだけが蚊帳の外となった嫌な空気に、さまざまな声があがった。
WWEのレギュラー放送で、女子レスラー戦線を牛耳るユニット“ダメージCTRL”の舞台裏が暴露された。新加入で元女子王者のアスカと電撃復帰したカイリ・セインを含む日本人女子3人は常に徒党を組んだ状態。この日も現女子王者で中心メンバーのイヨ・スカイが、アスカから試合前にスパーリング風のパンチ練習を受け「いてて」とおどけつつ、ハイタッチするノリノリのバックステージ模様が展開された。背中をパシパシ叩くカイリ・セイン、ダコタ・カイも輪の中だ。
しかし、ハイタッチにリーダーのベイリーが加わると空気は急変。「ハブられ説」も出てきているベイリーに対するメンバーの態度がよそよそしい。先月の大一番『サバイバーシリーズ』で“戦犯”となったベイリーは、前週もカイリへのアシストを失敗し、リーダー失格の烙印を押されたまま。威厳を示したかったのか「だって今日はレッスルマニア以来のシャーロット（フレアー）とアスカの再戦でしょ。シャーロットにアスカは止められへんよね！」と鼓舞するが、これにイヨは舌打ちし、「また始まったよ…」と日本語で不快感を口にした。
微妙な空気に耐えられないファンからは「何この空気は」「意地悪な日本人OLみたいだな」「ベイリーがかわいそう」と多数のリーダーに同情的な意見も。
もはやユニットのイニシアチブを取っているのは女子王者のイヨといった雰囲気だが、カイリとアスカの微妙な表情やなんとか場を収めようとするダコタの態度からも、かつての小狡く明るいヒール軍団の面影はない。
極悪ヒールながら、人の良さからファンの間でも“誰が見てもいい人キャラ”が定着しているベイリーだが、ユニットでは信頼を失い完全に居場所を失ったままだ。失策を連発しても、この日は健気にアスカをアシストしてシャーロット・フレアー戦での勝利に貢献。「みんなの頼れるリーダー」としての地位を再び取り戻せるのか？ 今後の展開に注目だ。
（ABEMA／WWE『SMACKDOWN』）
