【WWE】SMACKDOWN(12月8日・日本時間9日/プロビデンス)
巨漢レスラーが敢行した凶器のような攻撃にアリーナは騒然。“凶器”という表現を体現するような、ヘビー級のヒップアタックにさしもの“メガスター”もノックアウト寸前、頭部に激しいインパクトを残した鮮烈なシーンが反響を呼んだ。
WWEのレギュラー番組で、“メガスター”ことLAナイト&ランディ・オートン組とソロ・シコア&ジミー・ウーソ組が対戦。この試合で飛び出した脳が揺れる「交通事故級」の巨尻攻撃が注目を集めた。
LAナイトが優勢に試合を進めていたが、キレ味鋭いシコアのフロントスープレックスで状況は一変、ダーティーなロープ際での顔面かきむしり、指を鼻の穴に突っ込む攻撃に、場外からジミーの突き上げパンチとやりたい放題の展開に。試合中盤、LAナイトが珍しくなかなかタッチできずに劣勢を強いられる攻防のなかで問題のシーンは起きた。
コーナー対角線で身構えるシコアは、セカンドロープの力で勢いをつけて全速力で「うわー〜〜」と気合の入った雄叫びとともに巨大な臀部に体重を乗せてヒップアタック。本来であれば試合の流れで使う“繋ぎの技”だがシコアといえば巨尻の持ち主。「ドカッ」というヒップ攻撃では馴染みのない鈍い音とともにLAナイトの首が衝撃で前後に揺れてバウンドした。ファンから「うわ…ケツが顔に」などと声が上がった、交通事故級のヒップ攻撃だった。
ほぼやられるシーンばかりだったLAナイトだが、2度目の“巨尻弾”を何とか回避するとオートンにタッチし一気に形成逆転。試合は一瞬の流れを呼んだLAナイトのDDTから、オートンに繋ぎ必殺技のRKOと、ジミーに連続で叩き込み辛くもカウント3で決着。
苦戦はしたものの、最後は持ち味をみせたLAナイトとオートン。互いに「やるじゃないか」と目配せしてガッチリ握手と、魅力的なタッグチーム誕生を予感させるような勝利だった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)