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【映像】中邑が完全ヒールに転じた“蛮行”の瞬間

WWE】RAW(12月11日・日本時間12日/クリーブランド)

 中邑真輔とコーディ・ローデスがメインイベントで因縁の一騎打ち。試合は中邑がレッドミスト(毒霧)で反則負けするも、手負いのコーディの後頭部にキンシャサを叩き込むなどヒールとして覚醒した。

【映像】中邑が完全ヒールに転じた“蛮行”の瞬間

 中邑は以前から標的にしていた“オマエ”の正体がコーディであることを明かし、コーディにレッドミストを噴射して宣戦布告。先週「RAW」では中邑が「お前の物語は俺が終わらせてやる」と通告し、コーディも「俺の物語に逃げるという選択肢はない」と迎え撃つ姿勢を見せ、今大会での対戦が決まった。

 これまで中邑は何度も不気味なメッセージをコーディに送ってきたが、この日も試合前にVTRを通して「毎週毎週、何度も何度も、お前の物語を終わらせるって言ってきたよな? それを言うたびに近づきゃしねえ。お前は車を追いかける犬だ。どんなに偉ぶろうが足りねえ。お前は俺へのリスペクトがないんだってな。そういうところだぞ、お前の弱点は。周りの評価を気にして、賞賛を得るために躍起になっている。俺はそんなことから、とっくの昔に解放された。俺は俺の運命を描き、物語を色づける。俺は生まれ変わった。感謝するぜ、コーディ。俺がお前の物語に終止符を打ってやる。俺が本当の悪夢だ。忘れるなよ、そう願ったのはお前だ……」と告げた。

 日米スーパースターによる注目の初対決、先にペースを掴んだのは中邑だ。ラフな蹴り技で攻め込んだかと思えば、コーディ・カッターやクロスローズを腕十字で切り返すテクニカルな動きでも攻め立てる。コーディも中邑のキンシャサを低空ドロップキックで迎撃すると、すかさずドラゴンスクリューで追撃。エプロンに逃げた中邑にロープ越しのドラゴンスクリューを決め、ハーフボストンクラブで中邑にギブアップを迫る。さらにロープブレイクから場外に逃げた中邑にトぺ・スイシーダを発射した。

 一進一退の攻防が続く中、両者はエルボーを打ち合い、コーディがジャンピングフォアアームとパワースラムで攻め込むと、中邑は足4の字固めをかわしてスリーパーで絞め上げる。ここでコーディは背中に覆いかぶさる中邑を後方に叩きつけて脱出するとディザスター・キックを決めて、パンチとエルボーを叩き込む。そして今度こそのコーディ・カッターを突き刺し、必殺のクロスローズの態勢に入った。勝利まであと一歩となったコーディだったが、ここで中邑がレッドミストを噴射。レフェリーはすぐさま試合終了のゴングを要請し、中邑の反則負け裁定が下された。

 試合に敗れた中邑だが悶絶するコーディにヒザ蹴りを何発も見舞い、顔面を踏みつけて蹂躙。さらに手負いのコーディの後頭部にキンシャサをグサリと突き刺し、会場からは大ブーイングが起こった。中邑のイスを使った追撃はクリード・ブラザーズの制止により不発に終わったが、場内からのブーイングはより一層大きくなる。中邑はそれを聞きながら不敵にニヤニヤと笑い、満足げにバックステージへ引き揚げていった。

 試合前に「俺は生まれ変わった」と話していた中邑だが、グレート・ムタばりのレッドミストや試合後の暴走など、まさに“悪”に生まれ変わった。今後コーディとの因縁はどうなるのか、コーディに変わる新たな標的を探すのか。いずれにせよヒールに覚醒した中邑が悪の道を突き進む。

 また今大会では約10年ぶりにWWE復帰を果たしたCMパンクが正式に「RAW」と契約することを発表。セス・ロリンズの持つWWE世界ヘビー級王座を目指し、来年1月のプレミアム・ライブ・イベント(PLE)大会「Royal Rumble」への参戦を表明した。 

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