【WWE】SMACKDOWN(12月8日・日本時間9日/プロビデンス)
スピードが武器の覆面レスラーが全力疾走するなかカウンターで喰らった痛烈な顔面キック。宙を舞い一回転してリングへ落下したシーンに、実況も「エグい角度で首元に…」と驚いた衝撃の瞬間だった。
ラテン系レスラー軍団の内乱で抗争が繰り広げられるなか、因縁のあるサントス・エスコバーと覆面レスラーのドラゴン・リーが2度目のシングルマッチを行った。中盤からドラゴン・リーが試合のペースを握り、前週もエスコバーにひと泡吹かせたコーナーでの打点が高いドロップキックや、ロープの反動を使った低空の投げっぱなしジャーマンと攻め込んでいた矢先に強烈な一撃を食らうことになる。
フルスロットルでロープに飛んで攻勢を続けるドラゴン・リーがムーブの途中、カウンターでエスコバーが繰り出したスーパーキックが顔面を直撃。勢いが強すぎたか宙を舞って一回転して頭から落下した。
実況の「エグい角度で首元に入りましたね」の言葉に、解説で元WWEスーパースターのフナキ氏も「回転してしまいましたね、ドラゴン・リーが…」と苦笑い。スーパーキックではあまり見慣れない威力とリアクションにファンからも「一回転w」「モロw」「いいの入ったな」「あの体重差でカウンターの蹴りはキツい」と声が上がった。
NXTから昇格後、ハイフライヤー対決を次々と制し『SMACKDOWN』でインパクトを残してきたドラゴン・リーだが、エスコバーだけは超えられない鬼門となっている。
エスコバー目線で言えば「レイ・ミステリオの後継者」との呼び声も高いドラゴン・リーは、早いうちに潰しておきたい“同郷の目の上のたんこぶ”。この日も攻め込まれたなかで「ファントム・ドライバー」を決めきっちりカウントスリーを奪い勝利、大一番『サバイバー・シリーズ』に続き直接対決2連勝を収めた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)




