【WWE】RAW（12月11日・日本時間12日／クリーブランド）
レッドミストの毒霧噴射で相手を悶絶させ、反則負けを宣告されても「知ったことか」と大ブーイングを全身に浴びてご満悦の中邑真輔が、退場直後に再び猛ダッシュで乱入。レフェリーの制止を振り切って“追いキンシャサ”で襲撃する暴挙。あまりの傍若無人ぶりにレフェリーがブチギレる異常事態。ファンからは「見事な完全ヒール化」「いい仕事してる」と称賛コメントまで相次いだ。
コーディ・ローデスと中邑真輔が対戦。途中まではジャパニーズスタイルのプロレスを彷彿させる好勝負が展開されたが、追い込まれた中邑がレッドミスト（毒霧）を噴射し反則負け。試合終了後もランウェイで、全力疾走でキンシャサを放つなど大暴れした。
序盤は腕十字から、セカンドロープからのニーなど中邑のターンだったが、コーディがキンシャサをドロップキックで迎撃すると流れは一変。コーディはドラゴンスクリューを連発、片エビ固め、場外へのトペとペースを握っていく。クローズラインの相打ちからエルボー合戦、スピーディーな攻防からのコーディの高速パワースラムと日本のプロレス・ファンにも既視感のあるムーブが続いた。
試合後半、中邑が胴締めスリーパーで絞り上げると、コーディは背負ったまま落とす力技で脱出。さらにコーディカッターをクリーンヒットさせると、フィニッシャーの『クロスローデス』の体勢へ…しかしここで、するりと身をかわした中邑がレッドミストを噴射。先月の襲撃に続き顔面を真っ赤に染めたコーディは悶絶。“悪夢”の再現となってしまった。
当然ながらレフェリーがゴングを要求して中邑の反則負け。その後も目が見えないコーディにストンピングや後頭部へのキンシャサを見舞うなどやりたい放題の中邑。さらにイス攻撃で追撃を狙うところにクリード・ブラザーズが救出に入り、中邑は余裕のポーズで会場の大ブーイングを受けながらあっさり退場。ここで終わるか…と思われたが続きがあった。
傷んだコーディが、レフェリーやセキュリティに介抱されてリングを後にしようとしたその時、中邑が猛ダッシュで再び登場しランウェイを全力疾走。「ああダメだってば…」と手で制止するレフェリーに目もくれずキンシャサを叩き込みコーディを再KOしてしまった。
「もう帰れ！」とレフェリーはブチギレに怒られるも「コーディを痛めつける」ミッション完遂で大満足の中邑。ここまで反則三昧だとファンからも「見事な完全ヒール化」「毒霧のダメージやばいなｗ」「流石だな」「執拗すぎる」「いい仕事してる」と清々しいほどの肯定意見ばかり。さらにボリュームが上がった会場のブーイングを背に「やったった」とばかりに周囲に投げキッスをしながら満足げに会場を後にした。（ABEMA／WWE『RAW』）
