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【映像】那須川龍心、RIZIN榊原CEOに電撃直訴
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 那須川天心の弟でRISEを中心に活躍する那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級5位)が年末のRIZINで17歳にしてMMAデビューすることが電撃決定。RIZIN榊原CEOがその場で快諾。「兄貴と同じ道、歩めるなら、MMAで相手用意します。同じぐらいの年齢で、ごっつい相手用意しておきます。あと2週間準備してください」と参戦を快諾した。

【映像】那須川龍心、RIZIN榊原CEOに電撃直訴

 16日、東京・両国国技館で開催された「RUF presents RISE WORLD SERIES 2023 Final Round」の第1試合。フライ級(-51.5kg/3分3R延長1R)の一戦で那須川龍心(TEAM TEPPEN/同級5位)と龍太郎(VALIENTE)が対戦。試合は那須川が3ラウンド、有効打のヒザで龍太郎が眉間をカット。ドクターチェックの末にTKO勝利を収めた。

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 試合は“KO宣言”をした那須川に対して、口火を切ったのは龍太郎の鋭いワンツー。これにキックを軸にペースを引き寄せる那須川。1ラウンド残り30秒、那須川が鋭い踏み込みから右を伸ばし、龍太郎の顔面を捉える場面もあったが、決定的な場面は訪れず2ラウンドへ。

 2ラウンド、積極的にパンチを振るいながら前に出たのは龍太郎。1分を過ぎた頃から、互いの打撃が激しく交錯。リング中央でのスリリングな攻防が展開される。ラウンド終盤、那須川が龍太郎をコーナー、さらにロープに詰めてハイ、さらにスピンキックを繰り出してこのラウンドを終えた。

 勝負を決する3ラウンド、盛り返したい龍太郎が前に出るが、那須川が右のミドルなどの打ち分けで主導権を渡さない。すると残り1分を切ったところで、龍太郎が那須川の飛びヒザで眉間をカット。ドクターストップで那須川がTKO勝利を収めた。

 試合後、マイクを持った那須川は「少しは成長した姿を見せられた」と述べると、「KOしたし、3ラウンドでKOできて、そこまでのダメージもない。今年の年末、大晦日、どうですかね? 榊原さんもいるんで」と続け、リングサイドで観戦していた榊原CEOに語りかけた。

マイクをとった榊原CEOは「龍心、おめでとう」と勝利を祝うと「大晦日、本気でやるなら用意してもいいけど、MMAだよ? お前の兄貴はMMAやったんだけど、何歳になった?(龍心が17歳ですと返答)兄貴と同じ道、歩めるなら、MMAで相手用意します」と快諾。

 すると龍心は「兄もRIZINでMMA出たように、僕もやるしかないんでMMAルールやります」。

 この決意表明を受けた榊原CEOは「17歳で、同じぐらいの年齢で、ごっつい相手用意しておきます。あと2週間準備してください」と那須川龍心の決定を明言した。

 那須川は2022年4月に東京・国立代々木競技場第一体育館で行われた「Cygames presents RISE ELDORADO 2022」以降、この試合まで8戦6勝2敗(1KO)の戦績だった。

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