【WWE】SMACKDOWN(12月15日・日本時間16日/グリーンズベイ)
2019年に結成され、WWE女子タッグ王座を巻き、米国のリングで一斉を風靡したアスカとカイリ・セインの『ザ・カブキ・ウォリアーズ』がついに復活を果たした。
【映像】アスカ&カイリ“名タッグ”復活 ド派手衣装で入場の瞬間
カイリとアスカの合流後から、リーダーのベイリーと、その他のメンバーたちとの間で亀裂が生じ始めていた“悪女軍団”ダメージCTRL(コントロール)だったが、先週の『SMACKDOWN』でベイリーの介入が功を奏し、アスカが“女王”シャーロット・フレアーに勝利。関係修復に一歩前進を見せていた。
この日のバックステージでは、団結を取り戻したかのような様子のダメージCTRLは、ベイリーがベルト総ナメを宣言。これを受けて、アスカとカイリがカブキ・ウォリアーズを久々に結成し、WWE女子タッグ王座に狙いを定め、まずはその初戦として因縁があるゼリーナ・ベガ&ミチンとタッグマッチを戦うことになった。
“復活”を果たしたカブキ・ウォリアーズが入場している場面で、ベガとミチンは背後から奇襲を仕掛けて試合はスタート。すぐに挽回したかに見えたが、アスカがミチンのヘッドバットとハンマーロックで固められて臀部から叩きつけられ、一転してピンチに陥ってしまう。しかし、ここからがカブキ・ウォリアーズとダメージCTRLの真骨頂だ。
セコンドのダコタ・カイがレフェリーを引き付けている間に、ベイリーがリングに登場。コーナーに上がっていたミチンをリングに突き落す。そこにアスカがハイキックを決めると、タッチを受けたカイリがインセインエルボーで3カウント。悪の連携が冴え渡り、カブキ・ウォリアーズが復活の勝利を遂げた。
試合後はWWE女子王者のイヨ・スカイも加わり、メンバー5人で喜びを分かち合う悪女軍団。ユニットとしてのチームワークも取り戻し、女子部門制圧に向けて、カブキ・ウォリアーズがその先陣を切った形となった。
そして、メインイベントのランディ・オートンvsジミー・ウーソで、オートンが勝利した後にも事件が起きる。試合中にソロ・シコアとLAナイトが乱入すると、今大会で久々に登場を果たしたWWEユニバーサル王者であるローマン・レインズが、ブラッドラインのメンバーと共にオートンとLAナイトを袋叩きにする。そこにブラッドラインの襲撃の影響で、約3カ月間欠場中だったAJスタイルズが突然姿を現したのだ。
しかし、日本のプロレスファンにもおなじみのAJは、ブラッドラインの面々を蹴散らした直後、救出したはずのLAナイトにもクローズラインで一撃。唖然とするオートン、そしてレインズたちの横を、AJは悠然と通り過ぎて会場から姿を消していった。オートン、LAナイトに加え、待望の復帰を果たしたAJも、レインズのWWEユニバーサル王座に狙いを定めているのは確実。ブラッドラインを巡る動きは、AJの復帰でますます混沌とした状況となってきた。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)
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