【ブンデスリーガ】ボーフム3-0ウニオン・ベルリン(日本時間12月16日/ヴォノビア・ルールシュタディオン)
ボーフムの浅野拓磨が貴重な先制ゴールを決めて、3-0での勝利の立役者となった。45+4分に決まったゴールも決して派手なものではなかったが、この試合の日本代表FWはある行為で話題となっている。それが「チョコレートパワー」だ。
試合を見ていない人からすればなにがなんだかわからないだろうが、この試合は「12分にブンデスリーガの投資家参入反対に向けた応援のボイコット」が事前に計画されており、その時間にテニスボールなどが大量にピッチに投げ込まれた。その投げ込まれた一つにチョコレートがあり、浅野はそれを迷わず口にしたというのだ。
ドイツ誌『Kicker』では「ファンがピッチに物を投げるのは、たいてい選手にとって迷惑なことだ。ボーフムのFW浅野拓磨は、この珍妙なスナック菓子のチャンスを見事にものにした」と、日本代表FWがチョコレートを食べたことにフォーカスした記事を掲載。
記事内で浅野について「日本代表FWはこれまで以上に正確さを増している。過去2シーズンは52試合で6ゴールだったのに対し、今シーズンはすでに5ゴールを挙げている」と、パフォーマンスの向上について言及している。
しかし、上記のようなプレー面での評価はほんの少しに過ぎず、記事で紹介された試合後のインタビューは「浅野のチョコレート」で話題が持ちきりだった。
ドイツ『Sky』の試合後のインタビューで、浅野は「チョコレートを見て、手に取ってしまったんです。食べて元気が出たのでよかった」と笑顔でコメント。
ボーフムのトーマス・レッチュ監督も「(チョコレートを食べさせる)選択肢もあるかもしれないね。もし、その後も彼が得点を取り続けるようであれば、数タールのチョコレートを用意しよう」と、上機嫌にジョークを飛ばしていた。
ドイツ誌『BILD』でも「浅野のチョコレート」にまつわる記事が掲載されるなど、今節はプレーよりもチョコレートパワーに大きな注目が集まる結果に。彼のチョコレート好きなキャラクターは今後もドイツメディアが度々報じることになりそうだ。
(ABEMA/ブンデスリーガ)