“ポスト岸田”の一人として挙げられている自民党元幹事長・石破茂氏がABEMA的ニュースショーの独占インタビューに応じた。
 
【映像】“次期首相”に前向き?石破氏へのインタビュー
 
 相次ぐ疑惑で支持率低下が止まらない岸田政権。無派閥で国民からの人気も高く“ポスト岸田”の一人にも挙げられる石破氏だが、党内での人気はいまひとつと言われている。実際、石破氏の意見に党内では冷ややかな声もあるという。
 
 政治ジャーナリスト・青山和弘氏の「自民党内では『石破氏は自由にものを言い過ぎじゃないか?』という批判の声もあるがそれについてどう思うか」という問いに石破氏は「昔の自民党はもっとかんかんがくがくの議論があった覚えがある。怒鳴り合い、灰皿が飛んで危ないから片づけよう…という。(今は)そういうのが全然ない。黙っていたほうが得だと。それは組織として健全なのか」と見方を示した。
 
 さらに青山氏は「今、世論調査では石破さんへの期待が大きい。これは重く感じているのか」と質問。これに対し石破氏は、「知名度はそれなりにある。与党にいながら政権の中心にいないからいろいろな発言をしやすい。それが組み合わされば支持はある程度出る。起こるべきことが、起こるべくして起こっている。『俺は国民の支持が高いんだ』とかそれほどおめでたくはないつもり」と答えた。
 
 今回のインタビューを通して青山氏は、石破氏は総理になる覚悟があると感じたと話す。「(石破氏は)『私はいつも自分が総理だったらどうするんだろうと考えてやっている』と。やはり本人の中ではやる気もある、いざという時はという思いはあると思う。ただ、あまり表に出すといろいろと言われると思うので」と推察した。
 
(『ABEMA的ニュースショー』より)