【WWE】SMACKDOWN(12月15日・日本時間16日/グリーンベイ)
腕の骨折を押して出場した選手がギブスで固定した腕を使ったパンチで相手を完全KO。同情ムードから一転「それ凶器攻撃だろ」など反響の突っ込みが数多く寄せられたひと幕があった。
日本時間16日、元WWEユニバーサル王者のケビン・オーエンズとオースティン・セオリーのUS王座挑戦者決定トーナメント1回戦が行われた。2週間前の負傷を押して戦ったオーエンズが「意外な形」で勝利を収め、ファンの間では「これは凶器では?」「反則だろ」と波紋を呼んだ。
2週間前の試合中、セオリーとグレイソン・ウォーラーに攻撃され右手を骨折したオーエンズは、手にギブスを装着して登場。試合では腕の怪我が痛むのか、オーエンズは精彩を欠いた攻撃が続く。手の負傷で、得意のスタナーも決めきれずセオリーの蹴りを手に貰い悶絶。鉄柱やステップスで踏まれるなど徹底的に腕攻撃を受け、その後も腕ばかり狙われ危機一髪の状況に。ファンからも「痛い痛い」「人でなし」「ここぞとばかりだな」と負傷箇所ばかり狙うセオリーに批判的な声が集まった。
しかし、その直後、オーエンズは“腕攻め”のセオリーを振り払いその右腕でカウンターのパンチをひと振り。当然ながらギブス・パンチは鈍器のように硬い。パンチを喰らったセオリーはマットに崩れ落ち完全に落ちた状態でピクリともせず、そのままカウント3となった。
逆転勝利ではあるが、実況も一瞬の間のあと「ギブスで(笑)」と失笑。解説の元WWEスーパースターのフナキ氏も戸惑いながら「勝ちましたよ、一回戦突破です、ケビン・オーエンズ!」とやり過ごそうとするが、実況アナウンサーは「ギブス硬いですからね…あれは凶器ですよ」と再び強調。
先ほどまでオーエンズに同情的だったファンも一転「実質凶器攻撃」「凶器にならないの?」「あかんやん!」「反則だろ反則」と突っ込みが止まらなかった。
(ABEMA/WWE『SMACKDOWN』)