【WWE】RAW（12月18日・日本時間19日／フィラデルフィア）
中邑真輔が標的としたことにより、勃発したコーディ・ローデスとの遺恨。今週も中邑がコーディに対して侮辱＆挑発行為を行ない、両者は会場の内外で大乱闘を展開した。
先週の「RAW」で、コーディとの一騎打ちに臨んだ中邑だったが、最後にレッドミスト（毒霧）を噴射したことで反則負けという結果に終わっていた。そして今回、中邑はバックステージにクリスマスツリーを飾り、クリスマス仕様にした一室に登場。コーディのニックネーム=THE AMERICAN NIGHTMAREとロゴの入った「THE AMERICAN NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS」というタイトルの絵本を見せると、不気味な笑みを浮かべながら、その絵本を開いた。
先週の試合や先々週の毒霧を吹きかけたシーンの映像が流れる中、「クリスマス1週間前、コーディへの警告。真輔がささやく」と、絵本を読み始めた中邑。その内容は、「娘がすやすやベッドで眠り、王座がお前の頭をよぎる。真輔はお前の物語を上書きする。計画と栄光を台無しにする。“ナイトメア”はおしまい。毒霧が目を焼き、お前は悪夢を見る。馬鹿野郎、がん細胞、負け犬、無能、お前はゲロ以下、父親は近親交配。お前の恐怖がたまらない。メリークリスマス、最後の相手はこの俺だ」と、コーディを侮辱し、挑発するものだった。
そして、ご機嫌に絵本を読み終えた中邑は、本を閉じると日本語で「コーディ、金髪豚野郎だっけか？」と、日本人には懐かしいフレーズを口にしたのだ。すると、ここに怒りのコーディが突然飛び込んできて、中邑を襲撃だ。
コーディは逃げる中邑を追いかけ、バックステージで大暴れ。機材に叩きつけ、ボディブローを叩き込むなど怒りが収まる様子もない。たまらず中邑も逃げるが、逃げた先はアリーナの中だった。ここでセキュリティが集まって、コーディを止めにかかるが、今度は中邑が反撃する。コーディの首を掴んでニーリフトを炸裂させると、何やら喚きながらリングへと向かっていく。
やがて中邑はバリケードを越えて、リングサイドエリアへ。群がってきたセキュリティーを力ずくで振り払ったコーディは、バリケード上からダブルアックスハンドルで中邑を殴りつける。さらに放送席のボードを取っ払ったコーディ。だが、その間にセキュリティが中邑の元に集まり、ガードしながら会場の外に連れ出そうとしていた。
それを阻止しようとコーディは、リングに上がってトペ・スイシーダを発射だ。セキュリティごと蹴散らしたコーディは、中邑を放送席のテーブルへ連行。テーブル上でクロス・ローズの体勢に入る。
しかし、ここでセキュリティが駆けつけ、中邑を無理やり引き下ろして2人を引き離す。中邑はニヤリと不気味な笑みを浮かべ、放送席のテーブルの上で怒りの表情を見せるコーディを尻目に、花道を引き上げていった。
中邑のコーディへの執着が収まるはずもなく、いかなる手段に出てもその首を狙いに行くことは必至。コーディにしてもここまでコケにされたら、黙ってはいられまい。2人の試合は再び組まれるのか？ 今後も中邑とコーディの動向に注目だ。
また今大会ではタイトルマッチ3試合が行なわれ、まず王者のグンターが挑戦者のミズを破って、自身が保持するIC王座を防衛。続いてWWE女子タッグ王座のタイトルマッチでは、カタナ・チャンス＆ケイデン・カーターがチャンピオンのパイパー・ニーヴェン＆チェルシー・グリンに勝利し、新王者となった。そして、ジャッジメント・デーのフィン・ベイラー＆ダミアン・プリーストのWWE統一タッグ王者は、クリード・ブラザーズ相手に勝利し、王座防衛に成功している。（ABEMA／WWE【RAW】）
