【プレミアリーグ】リヴァプール0-0マンチェスター・ユナイテッド(日本時間12月18日/アンフィールド)
遠藤航のハイキックに肝を冷やしたファンも多いのではないだろうか。日本代表MFがボールに触れようと高く上げた足が相手MFの腹部に直撃した。このプレーで接触があったことは間違いないが、一方で相手に触れる直前に足を引く彼の優しさが見られた場面でもあった。
スコアレスで迎えた45+2分、リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクは相手のロングボールを頭で落す形で遠藤へのパスを狙ったが、お互いの息が合わなかったのか少しずれた。
その隙を逃さなかったマンチェスター・ユナイテッドFMソフィアン・アムラバトはボールに突っ込んでマイボールに。遠藤の方が遅れての対応となり、結果的に彼の上げた足がモロッコ代表MFの腹部に直撃する事態となった。
このプレーで日本代表MFの主将にはイエローカードが提示されたが、リプレイ映像を見るとアムラバトに触れる直前に足を引いていたことが発覚。衝突時の痛みを和らげる彼の優しさも垣間見えた瞬間だった。
SNSでは「遠藤は足引いてたけど、あそこに突っ込んできたアムラバトの気合が凄いわ…」「遠藤カード痛いけどあれはアムラバトが男気ありすぎ」「あの状況じゃ前蹴らなきゃ行けんししゃーない」と、この場面でカードを誘ったモロッコ代表を褒めるべきという意見が飛びかっていた。
今季は退場者が多いこともあり、リヴァプールファンは日本代表MFがアムラバトと接触した際にヒヤリとしたことだろう。遠藤もアムラバトが突っ込んできたのは驚いただろうが、咄嗟に足を引くことで最低でもイエローカードに留めたのはファインプレーだった。
(ABEMA/プレミアリーグ)