ブラジリアン柔術という格闘技が、著名人から一般の中高年まで幅広い層に人気を博しているという。その魅力を調査すべく取材を敢行した。
 
【映像】著名人たちが“柔術”にハマるワケ
 
 著名人では俳優の岡田准一、玉木宏、モデルの中村アンなどもブラジリアン柔術をやっているそうだ。また、今年の夏にはあのイーロン・マスク氏やFacebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏もハマっていると話題になった。
 
 そんなブラジリアン柔術の魅力に迫るべく、取材班が訪れたのは東京港区にあるブラジリアン柔術道場「カルペディエム三田」だ。道場生の半分が中高年で、一流企業に勤める会社員や経営者が多いという。カルペディエム三田の竹浦正起代表は、「(柔術は)打撃が一切ないので安全。打撃があると顔にあざを作ってしまい仕事に影響が出る。怪我のリスクがかなり低いので、中高年の方は『これだったら自分も続けられる』と始めている方も多いと思う」と柔術の安全性を強調した。
 
 道場生の方にも話を聞くと「血行が良くなるのか、風邪を引いたり病気になることが減った」「年間で8キロとかダイエットできるので、減量向きのスポーツだと思う」など、ダイエットや健康維持に最適だという声もあった。また、「スパーリングをしている時は、ほかのことを忘れて目の前に集中できる。非常に良いリフレッシュになる」と話す人もいた。
 
 さらに竹浦代表は柔術の特性について「日常でこんなに取っ組み合いをしたり、思い切り体を動かすことはなかなかない。接触するというのは人間の本能的な部分であり大事なものだと思う」と述べた。
 
 ブラジリアン柔術世界大会で優勝経験がある、お笑いコンビ・ガリットチュウの福島善成は「(嫌なことも)全て忘れられるし、脳のデトックスになる。全身運動で、男同士が組んだ時にテストステロンが出て、より効率が良く筋肉がつく」と、柔術が持つストレス解消効果や全身運動としての効果について語った。
 
(『ABEMA的ニュースショー』より)