鈴木宗男参議院議員がパーティー券問題について自身の意見を述べた。
 
【映像】鈴木宗男、自民党時代の政治資金パーティーを語る
 
 現在自民党の派閥は政治資金パーティーの収入“キックバック”の一部を裏金化したとされる問題。ジャーナリストの青山和弘氏は元自民党所属の鈴木議員に緊急取材をおこなった。
 
 かつて政治資金規正法違反など4つの罪で東京地検の捜査を受け、懲役2年の実刑判決が下り服役経験のある鈴木議員。
 
 「この事件、背景はなにが問題があってこうなっている?」という質問に鈴木議員は「正直に届け出をしておけばなんでもない」と答えると「それと裏金ってのは聞こえ悪い。これは裏金じゃない、表の金。あとキックバック、言葉悪い。キックバックはない」と、きちんと処理をしていないので、表の金が裏の金になってしまったと指摘する。
 
 パーティー券に関する自民党時代の体験については「派閥にいたころ、ノルマがきた。ノルマは達成した。『それ以上売ったお金についてはご自由に使ってください』と、同時に派閥に領収書も切った。そして私は資金管理団体に入れて届け出もしている。普通の人ならば半分近く税金で持っていかれる」と正式な手続きをしており、その上で税金のかからない収入になると説明した。
 
 青山氏は「鈴木さんはとにかく『こんなお金を裏金にする必要なんかないんだ』と。政治資金は表にしても無税で税金をとられるわけではない。たとえば政治活動で使うのであれば支出も書けば自由に使えるんだから、なんでこんな裏金にしたのかわからない、ということを言っていた」と解説。
 
 また、捜査手法については「特捜部が情報をどんどんある意味リークしていって、新聞報道やマスコミ報道が先行する。世論が追い風になる。それを利用して特捜部が捜査を進めるみたいなやり方は危険。特捜部のやり方についても、(服役したことがある)宗男さんご自身の経験もあって警鐘は鳴らしていた」と代弁した。
 
(『ABEMA的ニュースショー』より)