元外務大臣の田中真紀子氏が単独インタビューでかつての自民党内のカネの流れについて語った。
【映像】“森喜朗氏から100万円” 田中真紀子が語る衝撃エピソード
自民党時代は無派閥で地道な選挙戦を強いられてきた田中氏は、自民党内の独特の慣習を目にしたこともあったという。その中でも特に印象的だったのが、党からの資金提供のあり方。無派閥だった田中氏は、派閥からの資金提供は受けていなかったが、党からは資金を提供されていた。その際、森喜朗氏から100万円を提供されたエピソードを紹介した。
「森喜朗幹事長から100万(各議員に配られた)。『あんたじゃゼロ足りないだろ!田中(角栄)さんのお嬢さんだから。おじさんがもらっとくよ!』なんて森さんが言って。それで私が『それはちょっとおかしいんじゃないですか?』と言ったら『じゃあいるの?欲しいの?』と資金をポイっと投げて。他の議員は『ありがとうございます』ってやるんでしょ、きっとね。私は『あなたのお金じゃないじゃないですか?国民の税金を配っているんでしょ?』と思った」(田中真紀子氏)
さらに、田中氏は「そういう人たちがいっぱいいるの、ボスが。それを今の若い有権者たちからはしっかり政治を見極めてもらって、どういう候補者を立てればいいのか?今どういう政治活動をしてるか?しっかりみんながフォローしていく。関心を持ち続けないと、日本は民主的にならないと思う」と力強く訴えた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)