【プレミアリーグ】フラム2-1アーセナル(日本時間12月31日/クレイヴン・コテージ)
怪我から復帰した冨安健洋が早速プレーで魅せた。右WGのブカヨ・サカと入れ替わる形で高い位置を取り、ボールを受けた日本代表DFは、ゴールに対して背を向けながらタッチライン際に逃れた。すると、予想もつかないタイミングで自らが空けたスペースにノールックパス。これには多くのファンも不意を突かれたようだ。
アーセナルが1-2と追いかける展開で迎えた78分、3バックの右CBにポジションを移していた冨安健洋は敵陣に押し込んだ展開で、右WGブカヨ・サカと入れ替わり、ボックス右外の高い位置でパスを受けた。
その際にボールが身体の外に流れたこともあって中に仕掛けることはできなかったが、ゴールに対して背を向けながらタッチライン際に逃れると、自らが空けたスペースにノールックで鋭いパスを供給。相手も騙される不意を突くプレーでデクラン・ライスにボールを繋ぎ、さらなるチャンス拡大を伺っていた。
これには視聴者も「いいぞトミ」「トミええやん!」「いまのはうまい」「おもろいパスするやんけ」と反応。何とか曲面を打開しようとするプレーに賞賛の声が集まった。
しかし、この試合はABEMAで解説を務める鄭大世氏が「今日は珍しくアーセナルがチャンスを作っていないですよね」とコメントしたように、ミケル・アルテタ監督のチームはほとんど決定機を作らせてもらえず。冨安のパスもアイデア自体はよかったが、相手チームのDFも前を向かせないタイトな守備でケアしており、スコアを変えるほど決定的なプレーとはならなかった。
(ABEMA/プレミアリーグ)