アベマサッカー公式Xは昨年末、プレミアリーグ前半戦のベストゴールを決める『みんなが選ぶプレミアリーグ前半戦BESTゴール』の投票を実施。日本時間の年越しにかけて開催されたフラム対アーセナル戦のハーフタイム中に、TOP5が発表された。
4位にランクインしたのは、アーセナルの冨安健洋がプレミアリーグ50試合出場の節目に挙げた初ゴールだ。
2023年10月28日に行われたプレミアリーグ10節のシェフィールド・ユナイテッド戦で、ベンチスタートだった冨安は66分からピッチに登場。すると4-0大差をつけて迎えた90+7分に歓喜の瞬間が訪れる。
右CKの流れからニアサイドに走り込んだモハメド・エルネニーがフリックすると、混戦からボールは冨安の下へ。身体に当たったボールを反転しながら右足ボレーで蹴り込むと、これがゴールネットに突き刺さった。
2021-2022シーズンからアーセナルでプレーする冨安にとっては、これがプレミアリーグ通算50試合目の出場。3シーズン目にしてようやく決めた初ゴールに、喜びを爆発させた。また、スタジアムのアーセナル・サポーターは総立ちとなり、ピッチ上の選手たちが祝福すると、ベンチに座る選手たちまでもスタンディングオベーションで迎えた。
このゴールについて地元メディアの『フットボール・ロンドン』は「まさにファンのお気に入りだ。登場した瞬間から彼のチャントが歌われていた。ファイナルサードで十分に脅威となり、普段のような堅実な守備に加え、初ゴールという最高の瞬間を呼び込んだ」と評価して、チーム2位タイとなる8点を与えた。
またSNS上では日本のファンだけでなく現地のファンも反応。「このゴールはめちゃくちゃ嬉しい!」、「俺らのトミーがついに決めた!」、「今日は最高の1日になったトミーおめでとう!」、「冨安のゴールマジで泣く」など喜びのコメントで溢れた。
試合後、ミケル・アルテタ監督が「トミーのことが大好きだよ。みんな彼のことが大好きだ。ドレッシングルームでも1番人気のある選手さ」と語ったように、チーム全員が冨安の初ゴールを喜ぶ姿が印象的な場面となった。
(ABEMA/プレミアリーグ)